【新春インタビュー ソフトバンク・小久保監督】「世界一」へ貫く信念 挑戦抜きに監督はできない

[ 2026年1月1日 05:00 ]

色紙に「パ・リーグ3連覇 日本一」と記し笑顔を見せる小久保監督(撮影・岡田 丈靖)
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 挑戦抜きに監督はできない――。ソフトバンクの小久保裕紀監督(54)が、新春インタビューでチームづくりの理念などを大いに語った。昨季の全日程終了後に掲げたテーマは“チームを一度壊す”。既に先発投手陣に対して中5日での登板への準備を進めるよう伝えるなど改革を進めている。失敗を恐れずにチャレンジし、球団の福岡移転後では初となるパ・リーグ3連覇、2年連続日本一へ向かって船出する。

 ――今年目指すはソフトバンクとなって初のリーグ3連覇です。

 「選手のトークショーや発言を聞いていると選手たちはすでに3連覇を意識している。選手が突き進むのなら、我々はしっかりサポートしたい。本当に心強い発言を目にした」

 ――現状でレギュラー確約の選手は?

 「近藤、あとは体の状態次第で佑京(周東)も。柳田も、しかり。(キャンプ)S班は各自調整させます。近藤には開幕ライトとは伝えています。(野村)勇は最初からショートで勝負をさせます」

 ――捕手では海野が正捕手ではないのですか。

 「じゃないです。ブロッキングと送球は谷川原も合格ラインでした。それじゃないところ、打撃も求める。海野の課題は誰が見ても打撃。投手と信頼関係を築く点で“海野が”という投手が多かった。意見は尊重するが、そこを勝ち取るのも捕手は大事なところです」

 ――牧原大や栗原、山川もレギュラーは確約ではないですか?

 「確約ではありません。セカンドの牧原は、外野も準備するようにと伝えています。(山川は)普通にどっしり構えるでしょう。日本シリーズの感覚を忘れないように練習してます。あ の状態なら誰が見てもレギュラー」

 ――投手の先発ローテーションをどのように考えていますか?

 「全投手を集めて中5日で回れる準備をしてほしいと伝えました。中5日起用をするかは別として中6日が当たり前ではないという意識を持ってほしい。交流戦くらいまでは、中5日でいいのではないかというところから話を始めています。メジャーの日程とは全く違うので。中継ぎは1軍では50試合は投げるという話もしてます」

 ――9回は杉山でしょうか。

 「現時点で彼も狙いにくるでしょう。しかし、結果を残した選手が勝ち取っていくものだと思います」

 ――今春にはWBCもある。キャンプは昨年と流れが変わりますか。

 「2月14日からS班が合流します。WBCに選ばれた選手はチームに入ってやりたいというなら、それを優先すると伝えています」

 ――連覇で他から追われる立場となりますが。

 「自分のチームがどういう戦いをするかを6月くらいまでつくることが大変。孫オーナーが目指している“世界一”は未来永劫(えいごう)、変わらないスローガン。進化へ同じことをしていたらダメ、失敗を恐れたらダメ。常にトライアル&エラー。僕自身が守りに入らないことが大事。日本一のパレードの時、オーナーの横に座らせてもらった。現状で満足するオーナーではない。そこにホークスがある。挑戦抜きに監督はできない」

 ――組織が良くなったと感じることは。

 「選手が、自分たちで自走していけるのが理想。主になる選手が増えていくことによって、持続的に強いチームが可能になる」
 ――監督不要のチームということですか。

 「究極は、それ。僕の後に誰がしようが、そういう文化が根付いていることが、プロスポーツとして強い組織だというのは実証されつつあるようです。あとはリーダーを一人に絞るより、複数制で役割を与えた方がいい。それは、2月からやろうかなとは思います」

 ――今季は日本ハムとの開幕戦からの船出になります。

 「開幕から日本ハム。球界が盛り上がる試合をしたい」

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