ジャイアンツがベテラン右腕マーレ獲得 故障リスク承知でローテ補強、低コスト路線を継続

[ 2026年1月1日 09:42 ]

タイラー・マーレ(ロイター)

 米移籍情報サイト「トレード・ルーマーズ」は、ジャイアンツがタイラー・マーレ投手(31)と1年契約を結んだ件について分析している。

 マーレは2025年、レンジャーズで故障に悩まされながらも、健康な状態では高いパフォーマンスを見せた。シーズン最初の2カ月間は防御率1.64と好投し、開幕から12先発のうち11試合で自責点2以下に抑えた。しかし6月最初の2先発で計8失点と崩れ、その後は肩の疲労で負傷者リスト入り。9月に復帰すると、2試合で9回2/3を投げて1失点と再び安定した投球を披露した。

 ただし、マーレは過去3シーズンでわずか125イニングしか投げていない。レンジャーズ加入前に在籍していたツインズでも、1年半で9先発にとどまり、肩の張りや前腕の故障で戦列を離れていた。レッズ時代の全盛期には1イニングあたり1奪三振以上を記録するパワーピッチャーだったが、故障が重なるにつれて奪三振率は低下。2025年の奪三振率は19.1%にとどまった。平均球速も92マイルと、レッズ時代のベストシーズンから約2マイル落ちている。

 ジャイアンツでは2026年の先発ローテーションとして、ローガン・ウェブ、ロビー・レイに加え、12月中旬に契約した右腕エイドリアン・ハウザーの3人が軸と見られていた。さらにランデン・ラップも5番手候補として計算されており、そこにマーレが加わった形だ。

 編成本部長のバスター・ポージーは、このオフの最重要課題に先発ローテーションの整備を掲げていた。今井達也など大物先発投手の名前も噂には上ったが、実際の補強は比較的小規模にとどまっている。

 米データサイト「ファングラフス」によると、2026年のジャイアンツの年俸総額は現時点で約1億7500万ドルと見積もられている。ここにマーレの契約を加えると、2025年の年俸総額である1億7700万ドルを上回る可能性が高い。補強予算の制限が低コストのベテラン投手でローテーションを固めた理由の一つのようだ。

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