【都市対抗】日本製鉄「瀬戸内」初勝利 「広畑」時代以来14年ぶり1勝 福井が攻守に存在感

[ 2025年8月30日 05:00 ]

第96回都市対抗野球第2日 1回戦   日本製鉄瀬戸内4-3日本通運 ( 2025年8月29日    東京D )

都市対抗野球<日本通運・日本製鉄瀬戸内>日本通運を破り、喜ぶ日本製鉄瀬戸内の選手たち(撮影・五島 佑一郎)
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 1回戦3試合が行われ、日本製鉄瀬戸内(姫路市)は日本通運(さいたま市)に4―3で競り勝った。23年12月に「日本製鉄広畑」からチーム名変更後、初勝利。福井圭祐(30)が、打っては2安打3打点、守っても4投手を巧みにリードした。京セラドーム開催だった新日鉄広畑時代の11年以来14年ぶりで、東京ドームに限れば06年以来19年ぶりの勝利に貢献した。三菱自動車岡崎(岡崎市)、JR東日本(東京都)も初戦を突破した。

 最後の打者を三ゴロに打ち取ると、福井は小さく右拳を握った。23年12月にチーム名を「日本製鉄広畑」から「日本製鉄瀬戸内」に変更後、初勝利。前回勝利は、京セラドーム開催だった新日鉄広畑時代の11年で、14年ぶり。東京ドームでの勝利は06年以来19年ぶりとなった。「この1勝はかなり大きい」。入社9年目のベテランは喜びをかみしめた。

 攻守に存在感を示した。打者としては「恐怖の8番」だった。1―0の2回2死三塁から中前へ適時打を放つと、4回2死二、三塁の第2打席でも「捕手として(相手)バッテリーが嫌がる打撃を意識している。内角はファウルで逃げて、外のボールを待っていた」と甘く入った外角の球を左中間にはじき返す2点二塁打。2安打3打点の活躍でチームを勢いづけた。

 捕手としても先発・杉本壮志から4投手を巧みにリード。「今までは緊張で全国の舞台で自分のプレーができなかった。キャッチャーとしてピッチャーの良さを引き出すことに集中できた」。5、6回に強打の日本通運打線から反撃を食らったが、粘り強く支えた。

 「(決勝が)出産予定日なので、そこまでいけるように」
 決勝戦が予定される9月8日は、なんと第2子となる女児の出産予定日。姫路市内でテレビ観戦する彩夫人に雄姿を届け、「まず1勝しようと話していたので、いい報告ができる」と笑顔を見せた。54年ぶりの頂点へ、名門の正妻が攻守にチームをけん引する。(小林 伊織)

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