大谷 逆方向では自己最長136m弾 奪われた本塁打王すかさず並び、指揮官も称賛「彼は戦っている」

[ 2025年7月21日 01:30 ]

ナ・リーグ   ドジャース7-8ブルワーズ ( 2025年7月19日    ロサンゼルス )

3回、33号2ランを放ったドジャース・大谷(ロイター)

 ドジャース大谷翔平投手(31)は19日(日本時間20日)、ブルワーズ戦で後半戦初の33号2ランを放つなど2安打3打点だった。試合前にダイヤモンドバックスのユジニオ・スアレス内野手(34)が32、33号と連発し、本塁打王争いのトップを一時譲ったが、すぐ並び返した。「ルーズベルト・ゲーム」に敗れ、ブ軍相手には今季5戦全敗。このままで終わるわけにはいかない。

 かねて大谷が「僕の調子のバロメーター」と語ってきた逆方向への一発だった。3回に4点を先制され、その裏無死一塁。体に巻き付くようなスイングで右腕ペラルタが投じた初球、甘く入ったチェンジアップをはじき返した。飛距離448フィート(約136・6メートル)。今季自己最長タイで、逆方向では自己最長となる超特大弾で、今季20度目のチケット完売となった5万3540人の大観衆を熱狂の渦に包んだ。

 試合前にスアレスが32、33号と1試合2本塁打し、ナ・リーグ単独トップを一時譲ったが、33号2ランですぐに並んだ。4試合ぶりの一発は、後半戦初アーチ。この一発から4点差を一時追いついた。4―6となった6回には左前適時打を放ち、7試合ぶりのマルチ安打をマークした。

 凡退となった4回は一直で、1点差に迫った8回には特大の中飛を飛ばした。不調のベッツがスタメン落ち。チームもブルワーズに5連敗となったが、デーブ・ロバーツ監督は「彼(大谷)は素晴らしい状態。チームの現状を意識し、自分の力で何とか乗り越えようとしているのが伝わってくる。He is fighting(彼は戦っている)」と称賛の言葉を並べた。

 投手復帰以前は打率・279だったが、6月16日の同復帰以降は・210と低下した。米メディアからは投打二刀流の調整や登板による疲労の影響を指摘する声も飛ぶが、アーロン・ベーツ打撃コーチは「現時点ではどの打者にもあるような好不調の波とみている」と語り、「いつも投手調整をしてから打撃練習に入る。凄く一貫している」と続けた。この日も試合前にブルペンに入り21球投げ、後半戦初登板となる21日(日本時間22日)のツインズ戦に備えた。二刀流こそ本来のリズム。文字通りの一発回答で不安を払拭した。

 試合前、ロバーツ監督は「彼は特別な存在だ。まさに“1世代に1人”の人物。その価値を当然のものとは思っていない」と真顔で話した。リーグ3位のフィリーズ・シュワバーも32号を放ち、1差で追走している。01~03年のアレックス・ロドリゲス(レンジャーズ)以来22年ぶりとなる3年連続本塁打王、そしてワールドシリーズ連覇へ。投打の中心を担い、戦い続ける。

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