巨人・坂本 初の「4番・サード弾」 自力V消滅危機で決勝2号ソロ!「今日はホッとしています」

[ 2025年7月12日 05:30 ]

セ・リーグ   巨人2-1DeNA ( 2025年7月11日    横浜 )

<D・巨>11回、ソロ本塁打を放ちハイタッチをかわす坂本(撮影・白鳥 佳樹)
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 巨人坂本勇人内野手(36)が11日のDeNA戦で決勝の2号ソロ本塁打を放った。敗れれば自力優勝が消滅する可能性があった一戦で、1―1の延長11回に値千金の一発を左翼席に運んだ。坂本の「4番弾」は15年6月以来、10年ぶりとなり、「4番・サード弾」は自身初。頼れるベテランの一振りで、チームは勝率5割に復帰した。

 巨人の「4番・三塁」は、いつだってチームを救う。坂本が延長11回に決勝の左越え2号ソロ。ヒーローインタビューに姿を現し「今年は全然活躍できていないので…。こうやってヒーローインタビューができて今日はホッとしています」と頬を緩めた。

 4番では自身10年ぶりの一発。長嶋茂雄さんの代名詞「4番・三塁」で先発出場した試合では、19年目で初のアーチとなった。「4番を打てるような成績じゃない」と言うように、打率・216、2本塁打、10打点と本来の姿ではない。それでも2試合連続で起用された。主砲・岡本の離脱で4番が定まらず、得点不足に悩むチーム。背番号6の4番起用に「それしかない」と語っていた阿部監督は「助けてもらった。“困った時のベテラン”ってよく言うけど、2人が引っ張ってくれているので心強い」と同点打を放った丸と坂本の存在感を口にした。

 意地とプライドが詰まったアーチだ。今季はフェンス手前で失速する打球に首をかしげるなど、2度の2軍調整を強いられた。数字が上がらない中で、外野からは「右方向への単打狙いに切り替えれば」といった声もあった。それでも、追い求めたのは力強い打球。ウエートトレーニングは今の自分に必要なメニューをトレーナーと擦り合わせて追い込んだ。現役時代、ともにプレーした亀井打撃コーチは「まだまだ飛ぶ、飛ばしたい、ホームランを打ちたいという気持ちを持っている。転換期ではあるけど、向上心やプライドは持っている」とその姿勢に目を細めていた。

 貴重な決勝弾で、古巣の本拠・横浜スタジアム初登板の石川に白星をプレゼント。移籍1年目の左腕には今春キャンプ中から目を配り、食事の席では「この一年、死ぬ気でやってみろ」と助言を送った。カブスとのプレシーズンマッチで対戦した鈴木が左腕を絶賛した記事に激励の言葉も添えてLINEを送ったこともある。石川は「あの一言がなければ、こうやって1軍にいられているかも分からない」と感謝した。

 「上を見ないでまずは自分たちの野球をしっかりやって、明日も勝てるように」と坂本。首位・阪神とは8・5ゲーム差だが、大黒柱がチームを支える。(小野寺 大)

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