ボストンでは拒否もサンフランシスコでは快諾 ディバースが語った“一塁コンバート問題”の真相

[ 2025年6月21日 08:05 ]

ジャイアンツのディバース(AP)
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 ボストン・レッドソックスからジャイアンツへ電撃トレードされてから5日がたち、ラファエル・ディバースが初めてボストンのメディアの取材に応じた。AP通信が20日に報じている。

 2023年に10年総額3億1350万ドル(当時約447億円)の大型契約を結んでから、わずか2年足らずでの放出。なぜここまで球団との関係が悪化したのかという質問には「過去は過去」の言葉を繰り返し、細かくは説明しなかった。その一方で、ジャイアンツでは必要があれば一塁を守ることもいとわないとしながら、レッドソックスで先月打診された際に拒否した理由については「ボストンではこれまでしっかり結果を残してきた。ある程度のリスペクトは得ていたと思っている。もし春季キャンプの時点でお願いされていたなら、一塁もやっていた」と説明した。

 問題は球団の方針がコロコロと変わったことだ。レッドソックスは今春、ゴールドグラブ賞三塁手のアレックス・ブレグマンと契約し、ディバースにDHへのコンバートを打診した。当初難色を示したものの、最終的には了承。しかしその後、正一塁手のトリストン・カサスが膝のケガで今季絶望となり、再び一塁守備を求められた際には「フロントの仕事だ。他の選手を探せ」と突っぱねた。その翌日、レッドソックスのジョン・ヘンリー・オーナー、サム・ケネディ球団社長、編成本部長のクレイグ・ブレスロー氏が遠征先のカンザスシティーを訪れ、ディバース本人と面会。しかしディバースの意思は変わらず、結局トレードが成立した。

 ジャイアンツでは現在DHとして出場しているが、一塁の守備練習も開始しており、「ひと晩で覚えられるポジションではないけど、しっかり準備を続けたい」と語った。スポーツ専門サイト「ジ・アスレチック」のケン・ローゼンタール記者は今回の件について、「ディバースが一塁守備を拒んだことを自己中心的だと責めたいのであれば、その反論は難しい。しかしながら同時に、レッドソックス側にもディバースをぞんざいに扱った責任はある」と報じている。

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