中村紀洋氏 07年日本Sで体感したダルビッシュの衝撃「気持ちは左翼席」もバットは真っ二つ

[ 2025年2月16日 20:05 ]

中村紀洋氏のYouTubeチャンネル「ノリ流チャンネル」から

 近鉄などでNPB通算2267試合に出場し、404本塁打を誇る中村紀洋氏(51)が16日、自身のYouTubeチャンネル「ノリ流チャンネル」を更新。中日時代のエピソードを語った。

 2007年1月にオリックスを自由契約となり、中日へのテスト入団、育成選手契約を経て支配下選手契約を勝ち取った。この年は130試合に出場して打率.293、20本塁打、79打点。それでも、中村氏は「当時、落合監督から“シーズンは全然活躍してないからな”って口癖のように言われていた」と苦笑いした。この落合監督からの厳しい言葉に奮起。「これはパ・リーグから来たからには、今まで経験してきた眼というところで、細かいところかもしれないですけどアドバイスできたら、と。このピッチャーはこういう球で、こういう感じできますってミーティングの時にスコアラーといろいろ話をしてこういうことを言った方がいいですよとかっていうアドバイスをした覚えはあります」と当時のやり取りを説明した。

 日本ハムとの日本シリーズ第1戦(札幌ドーム)先発は、この年15勝を挙げて沢村賞も獲得したダルビッシュ(現パドレス)。「ダルビッシュはなかなか攻略ができないピッチャーなので、こういう時はこうだとか。真っすぐで150キロは超えるけど、基本は変化球だよ、みたいな感じでアドバイスしたかもしれないです」と回想。「自分が先頭に立ってここっていう時に打たないといけないと思いました」と話した。

 第1戦に「6番・三塁」で先発出場した中村氏は、セギノールの3ランで先制された直後の2回2死走者なしから左前打でチーム初安打を放った。この打席について「ええ球が来たんですよ。気持ちはレフトスタンドだったんですけど、どん詰まったんですよ」と苦笑い。「やられてると思って。ちょっと頭のどこかに変化球の割合が(多く)占めていたかも分からないです。来たと思ったらもうここ(手元)らへんまで来ていましたからね。バット真っ二つです。なかなか折られたことがないんですけど、ボキって折れていきましたからね」とダルビッシュの球の衝撃度を説明した。

 ダルビッシュの印象について「ストレートもそうですけど、スライダー、変化球が多彩なんですね。曲がり方が全然違うんです」と説明。攻略法について「いろんなボールを投げてくるので絞りきれない。かといって、真っすぐをノーマークにするとバシッとくるので」と難攻不落だったようだ。

 配球についても「だいたい変わらないはず。場所(チーム)が変わっても、対僕になるとこういうふうに攻めてくるだろうなと頭に入っていた」と説明。しかし、意外な配球もあったそうで「あっと思ったのは、初球にど真ん中のシュート気味の球がきたんですよ。これは頭の中に、データになかったですね。あれ?あれ?と思った。あの1球だけは」と話した。

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