ソフトバンク・山川穂高 王会長の一言が効いた?復調印象付ける豪快2発「この感じを増やしていけたら」

[ 2026年5月10日 06:00 ]

パ・リーグ   ソフトバンク4―5ロッテ ( 2026年5月9日    みずほPayPay )

<ソ・ロ(6)>4回、3ランを放った山川はナインの出迎えを受ける(撮影・岡田 丈靖)
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 ソフトバンクの山川穂高内野手(34)が9日、ロッテ戦で2打席連続本塁打をマークした。2回に同点の7号ソロ、4回に勝ち越しの8号3ラン。いずれも左翼スタンドへ力強く叩き込んだ。1試合複数本塁打は今季初で通算31度目。第1打席、第2打席に連発するのは、24年5月22日の楽天戦以来だ。チームは逆転負けで連勝を逃したが、主砲が豪快な2発で復調を印象付けた。

 打球の行方を確信した山川は、バットをポイッと投げてゆっくりと歩を進めた。今季初の1試合2本塁打。しかも第1、第2打席に連発し、完全復調を予感させた。

 「今日は良かったですね。いい打席が多かった。この感じを増やしていけたら、凄くうれしい。勝つためにも」。チームの敗戦は悔しかったが、その手には確かな手応えが残った。

 特に感触が良かったのが2発目だった。1―1の4回無死一、二塁でロッテの先発・田中がカウント3―1から投じた149キロの直球を仕留めた。左翼スタンドに突き刺さる8号3ラン。「今日は練習の時から振った後に片手を離していきました。ポイントは前でも巻き込み過ぎないように」。力感なくさばいたようでも飛距離は129メートル。「完璧に振り抜けた」と振り返った。

 0―1の2回には2日の楽天戦以来の一発を放った。カウント1―2から田中の外角フォークに反応。泳がされながらも左翼席まで運び、試合を振り出しに戻した。

 1試合2本塁打は今季初。第1、第2打席での連続アーチは24年5月22日の楽天戦(京セラドーム)以来約2年ぶりとなった。試合前のベンチでは王貞治球団会長と身ぶり手ぶりを交えながら打撃談議を交わした。「まあ、いろいろと」と詳細は明かさなかったが効果は絶大。王会長は「1本目は泳いで、その後は速い球を。自分の感覚で納得して打ったホームランだったんじゃないかな」と復調を喜んだ。

 この日は1996年に大阪・日生球場での近鉄戦後に起きた「生卵事件」からちょうど30年だった。当時ダイエーを指揮した王会長がV争い常連に育てたチームは、福岡移転後初のリーグ3連覇を目指している。偉業を成し遂げるためには本塁打王を4度獲得した背番号5の復調が不可欠だ。山川は「いいところまでいってる。勝つためにこんな打撃ができるように」と勝利への貢献を誓った。(井上 満夫)

 ○…山川が今季初の1試合複数本塁打。西武時代から通算して31度目(西武23、ソフトバンク8)となった。現役選手では中村剛也(西武)の44度に次いで2位。NPB最多は王貞治(巨人)の95度。

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