大谷翔平「何か見せてよ」新加入右腕フラーティのおねだりに特大弾 移籍後本拠初勝利をプレゼント

[ 2024年8月10日 14:00 ]

ナ・リーグ   ドジャース9―5パイレーツ ( 2024年8月9日    ロサンゼルス )

35号2ランを放ち、満面の笑みを浮かべるドジャース・大谷(撮影・西尾 大助)
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 ドジャースの大谷翔平投手(30)が9日(日本時間10日)、本拠でのパイレーツ戦に「1番・DH」で先発出場。第2打席で3試合ぶりの一発とするリーグ単独トップの35号2ランを放ち、試合前に並ばれていたブレーブスのマルセル・オズナ外野手(33)と再び1本差をつけた。4打数1安打で打率.3018とし、.3017のパドレス・アラエスを1毛差で上回って首位打者に返り咲いた。ナ・リーグ西地区首位を走るチームは連敗を2で止め、6連勝と猛追する2位パドレスとの2.5ゲーム差を守った。

 初回全球真っすぐで3球三振に打ち取られた右腕ケリーにやり返した。1―0の3回1死一塁の第2打席。カウント1―2から4球目の膝元に沈むスライダーをすくい上げると、手応えは完璧で確信歩き。打球は448フィート(約136.5メートル)先のバックスクリーンで弾んだ。打球速度は113.9マイル(約183.3キロ)で打球角度は30度だった。ドジャースはさらにスミスの2点適時打、ロハスの適時打が飛び出し、一挙5点を奪った。

 タイガースからトレード移籍で加入した右腕フラーティは5回2/3を投げ、9安打4失点ながら打線の援護に恵まれて本拠初勝利。ドジャースタジアムの近隣地域で育った地元出身の右腕が家族が観戦に駆けつけた一戦で勇姿を見せつけた。これで6回無失点で移籍後初勝利を挙げた前回登板も含めて移籍後は2戦2勝となった。フラーティは試合後の取材で「数日前に翔平に何か見せてよと言ってたらホームランを打ってくれた。とてもうれしいよ」と笑顔で大谷との会話を明かした。

 優勝争いではナ・リーグ西地区2位のパドレスが6連勝と絶好調だが、ドジャースも連敗を2で止めて2.5ゲーム差をキープ。終盤に向けて正念場を迎えている。

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