巨人・井上温大「自信持って次の登板にも臨みたい」 自己最多9奪三振で3連勝 中日戦は14回無失点

[ 2024年8月10日 17:33 ]

セ・リーグ   巨人2―0中日 ( 2024年8月10日    バンテリンD )

<中・巨>5勝目の井上(左)は阿部監督とハイタッチ (撮影・西川祐介)
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 巨人の5年目左腕・井上温大投手(23)が10日の中日戦(バンテリンD)で自己最多となる毎回の9三振を奪い、6回2安打無失点と好投。自身3連勝となる今季5勝目(4敗)をマークした。

 前回登板した3日のヤクルト戦(東京D)では勝利投手の権利を得るまであと1死と迫ってから連続四球を出して失点し、5回途中5安打3失点で降板。初回2死から山田を四球で歩かせたあとで村上に20号2ランを浴びて先制を許し、岸田の4号3ランで2回に逆転してもらいながら3者凡退が一度もない苦しい投球で悔しい思いを味わった。

 それだけに、敵地でのヒーローインタビューに臨んだ井上は「(前回登板は)あと一個で…アウト取れば勝ち投手が付くっていうなかで悔しい降板になってしまったんですけど、今回はその悔しい気持ちを生かして絶対に抑えてやろうっていう気持ちで投げました」と実感たっぷりに第一声を発した。

 投球内容については「初球からストライク取れていて、フルカウントになっていてもどんどんストライクゾーンで勝負できたので、それが良かったなと思います」と手応えも感じていた様子。

 2―0で迎えた5回には1死から宇佐見に二塁打され、2死三塁とこの試合唯一のピンチを迎えたが、代打・高橋周を140キロ台後半の速球でぐいぐいと押して空振り三振に斬って取った。

 「自分の一番自信のあるボールが真っすぐなので、もう割り切って、思い切り投げようと思って投げました」。

 自己最多となる毎回の9奪三振については「初球ストライク取れていて、追い込んでからもいい高さに投げることができていたので、それが良かったなと思います」とした井上。

 バンテリンドームは2022年9月23日の中日戦でプロ初勝利を挙げた思い出の場所で、7月3日の中日戦(前橋)では97球を投げて8回5安打無失点と好投して勝利投手となり、故郷に錦も飾った。これで今季の中日戦は2戦2勝、14回連続無失点だ。

 「前回もいいピッチングができて、今回もゼロ点に抑えることができたので、自信持って次の登板にも臨みたいなと思います」と頼もしく、ファンに向けても「後半戦もあと少しなんですけど、全部自分が勝って、優勝できるように頑張っていくので応援よろしくお願いします」と力強く言い切っていた。

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