“世界最速男”の意地!36歳チャプマンがMLB今季最速169・1キロ 105マイルは8年ぶり

[ 2024年8月8日 11:03 ]

ナ・リーグ   パイレーツ-パドレス ( 2024年8月7日    ピッツバーグ )

パイレーツ・チャプマン(AP)
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 パイレーツのアロルディス・チャプマン投手(36)が7日(日本時間8日)、本拠でのパドレス戦でメジャー全体で今季最速となる105・1マイル(約169・1キロ)を記録した。

 6-5と1点リードの8回に4番手でマウンドに上がったチャプマンは死球と安打で2死二、三塁のピンチを迎えた。

 打席に通算330発のマチャドを迎え、2ストライクからの5球目、低めに外れたものの球速は105・1マイルを計測。さらに6球目、膝元に投じた内角104・7マイル(約168・5キロ)の直球でマチャドを見逃し三振に仕留めた。

 ピンチをしのいだチャプマンが控えめに笑うと、マチャドも「手が出なかった」と言わんばかりに呆然と笑い、スタンドからは大きな拍手が送られた。

 今季のメジャー最速はエンゼルスの23歳剛腕、ベン・ジョイスが今月3日のメッツ戦で計測した104・7マイルだったが、36歳が負けじと更新し“世界最速男”の意地を見せた。
 
 チャプマンはメジャー史上最速105.8マイル(約170.3キロ)を誇る剛腕投手として知られている。

 全米野球記者協会に所属するフランシス・ロメロ記者も自身のX(旧ツイッター)で「彼は2016年8月2日以来、時速105マイル以上の球を投げていない」と105マイルを記録したのは8年ぶりと紹介。その上で「チャップマンは永遠だ。スピード王」と称えた。

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