夏の甲子園大会本部が「巨大地震注意」の対応発表 ビジョンで情報発表を周知、避難誘導の手順確認

[ 2024年8月8日 21:58 ]

阪神甲子園球場
Photo By スポニチ

 第106回全国高校野球選手権大会の大会本部は8日、津波警報が発令された場合の避難誘導の手順などについて確認したことを発表した。気象庁が南海トラフ巨大地震の可能性が高まっているとして「巨大地震注意」情報を発表したことを受け、大会本部は阪神甲子園球場と協議を実施していた。

 
 阪神甲子園球場が定める手順によると、西宮市で想定される津波は最大3・7メートルで、到達時間は2時間弱。「津波警報」が発令された場合は試合をすぐに中断するとともに、場内放送で待機を呼びかけ、緊急対策本部で避難誘導するかどうかを判断される。

 さらに、「大津波警報」が発令された場合は、球場外に観客を避難誘導し、「鳴尾御影線より北側が安全な地域」として、球場から北へ約1キロへの避難誘導が行われる。当手順は、「代表校・応援団の手引」に記されており、各代表校に改めて周知・徹底される。
 
 阪神甲子園球場は9日以降、試合前と試合中、球場のビジョンでの表示やアナウンスを通じて、南海トラフの「巨大地震注意」情報が発表されていることを観客に知らせる。また、係員の指示に従って落ち着いて行動するよう呼びかけを行う。

続きを表示

「始球式」特集記事

「落合博満」特集記事

野球の2024年8月8日のニュース