高野連「7回制ワーキンググループ」設置発表 甲子園練習参加校の監督からは戸惑いも…

[ 2024年8月3日 05:31 ]

阪神甲子園球場
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 日本高野連は2日、理事会を開き、「7回制」について検討する「高校野球7イニング制に関するワーキンググループ(WG)」を設置したことを発表した。日本高野連の北村雅敏副会長を座長とし、U18高校日本代表監督の小倉全由氏ら計11人の委員が部員数減少や酷暑、肩肘についての障害予防などの観点から高校野球に導入すべきかを検討する。

 既に6、7月と2度議論を重ね、同制度導入に伴う長短所の整理などを行ってきた。今後も複数回開催し、12月に実施する理事会での報告を目指す。暑さ対策の観点から今夏の甲子園大会から2部制を導入するなど、時代に応じた施策を講じてきた。高野連の井本亘事務局長は「日本の高校野球は、大きな転換点に立っているのではないかと思う。広い視点で高校野球の普及にどうつながっていくかを検討する」と説明した。

 ≪2日に甲子園練習に参加した各校監督の声≫
 ▼大阪桐蔭・西谷浩一監督 私個人としては9回やってほしい。野球は9回だと思う。現場の声も聞いていただきたいなと思います。

 ▼興南・我喜屋優監督 昭和の人間からすると“え、そうなの…”と。お任せしますとしか言えないです。

 ▼報徳学園・大角健二監督 どの競技でも進化していくことは必要。いい部分も寂しい部分もあります。

 ▼智弁学園・小坂将商監督 7回制になれば試合が変わると思います。7回は短いので、強いチームが勝つとは限らなくなる。

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