巨人の“円陣番長”岸田がG党を鼓舞「もっともっと声援いただけると、もっと頑張れます!」

[ 2024年8月3日 22:50 ]

セ・リーグ   巨人8―4ヤクルト ( 2024年8月3日    東京D )

<巨・ヤ>2回、岸田は逆転3ランを放つ(撮影・沢田 明徳)
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 巨人の岸田行倫捕手(27)が3日のヤクルト戦(東京D)で2回に逆転&決勝の4号3ランを放つなど、4打数3安打3打点の大活躍。プロ3度目の猛打賞をマークし、チームの連敗を4で止める勝利に貢献した。

 0―2で迎えた2回だった。大城卓の遊撃への内野安打と坂本の左翼フェンス直撃の二塁打で無死二、三塁となったチャンスで第1打席へ。

 相手先発左腕・高橋とは試合前まで通算9打数5安打と好相性だったが、3ボール1ストライクからの5球目、真ん中付近に入ったスライダーを捉えると左翼ポール際へ叩き込んだ。

 一塁ベースへ向かって走りながら打球を心配そうに見つめていた岸田だったが、着弾を見届けると、ガッツポーズ。バッテリーを組む23歳の先発左腕・井上が初回、村上に20号2ランを浴びて先制されていたが、あっという間の逆転弾だった。

 岸田の本塁打はプロ2度目の猛打賞&プロ初の1試合6打点をマークした7月5日のヤクルト戦(神宮)で相手3番手右腕・清水から9回に左越え3号3ランを放って以来29日ぶり。今季4号だが、そのうち2本がヤクルト戦で、プロ通算では7年目で7本目となった。

 だが、それだけでは終わらない。4回には先頭で高橋から中堅へ二塁打、5回には2番手右腕・星から右前打を放ち、3打席連続安打で猛打賞。あと三塁打が出ればサイクル安打…というところまでやってきた。

 7回の第4打席は3番手右腕・大西に遊ゴロに打ち取られて偉業達成とはならなかったが、見事な3安打3打点だった。

 試合後に上がったお立ち台では「あざっす!」と元気いっぱい。「チャンスで回ってきたんで、なんとか、最低でも1点取れるようなバッティングをしようと思った結果が最高の結果になって良かったです」とうれしそうにコメントした。

 ここまで勝負強い打撃を続けてきているが、「積極的に振っていけてる結果がいい結果につながっていると思うんで、これからもどんどん積極的に振っていきたいなと思います」と決意を新たにした。

 そして、今後へ向けてファンへのメッセージを求められると「まだまだ暑い日が続きますが、え~…もっともっと、あの~…声援いただけると、もっと頑張れます!」と“円陣番長”らしくファンをも鼓舞。「よろしくお願いしまぁぁぁ~す!!!」と最後まで声を張り上げてスタンドを盛り上げていた。

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