イチロー先生 「本当に嫌」なことへの向き合い方 「嫌いなものに耐える能力は僕、全然ないんですよ」

[ 2024年4月18日 16:12 ]

教壇に立つイチロー先生
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 マリナーズ会長付特別補佐兼インストラクターのイチロー氏(50)が出演するWEB動画「おしえて!イチロー先生!リターンズ」が16日から公開された。01年からブランドパートナーを務めるSMBC日興証券の人気企画に先生役として出演。教壇に立ち、小学生から60代までの「生徒」たちの悩みに全力投球で答えた。今回は「副担任」として元放送作家の鈴木おさむ氏も参加した。

 教壇に立ったイチロー先生は、算数が嫌いだという女の子から「嫌いなものを好きになる方法は?」と聞かれ、「無理」と即答して笑いを誘った。

 「嫌いを好きに?無理っしょ」と苦笑しながら現役時代も嫌いなトレーニングはあったといい「嫌で、ずっと嫌いでやらなかったし。本当に嫌でやらなかった。嫌いなものに耐える能力は僕全然ないんですよ」と自虐気味。

 それでも「トレーニングを好きなようにアレンジする。しんどいけれど、でもこれならできるというメニューに変えてしまう。続けることが大事なので、そういう方向にもっていきます」と退所の方法を伝授。

 「嫌いを好きにするというよりは、苦手をできるように克服するという考え方だね。苦手だけどやらなきゃいけないから、それをどうやって克服するのか。そういう考え方でアプローチしてみるといいかも」とアドバイスをおくった。

 ちなみに嫌いなトレーニングというのは「縄文時代からあるようなトレーニング。重いものをガーっと上げたり、何千年も変わってないようなトレーニング」とイチロー節で解説。「ウエート的なやつ、苦手です」とした上で、「トレーニングに関しては僕もやってきました。若い時に。でも何の役にも立たなかったので、野球には。邪魔にしかならなかった」と振り返った。

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