阪神ホーム開幕3連戦限定「金ユニ」披露 中野「チャンピオン実感」 開幕狙う伊藤将「機会あれば…」

[ 2024年1月28日 05:15 ]

「チャンピオンユニホーム」を披露した阪神・伊藤将(左)と中野(撮影・中辻 颯太)
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 阪神は27日、ホーム開幕にあたる4月2日からのDeNA3連戦(京セラドーム)で着用する「チャンピオンユニホーム」を発表した。昨季の38年ぶり日本一を記念し、普段は黄色でなじみの「虎マーク」や「背番号」「タテジマ」のラインをすべて金色にあしらった特別仕様。「王者の威厳」を表現した“金虎”で連覇(アレンパ)への好発進を期した。

 選手たちが、いっそう輝いて見えるだろう。阪神が金色に光る「チャンピオンユニホーム」を作成した。着用するのは、今季のホーム開幕となる4月2日からのDeNA3連戦(京セラドーム)だけ。3日間しか使わない戦闘服を豪華な仕様で用意した。

 甲子園球場での発表会見でモデルを務めた選手会長の中野は「見たことのない色で、金色はチャンピオンになった実感がある」と実際に袖を通してみて新デザインに高揚感があった。チーム一のおしゃれ!?と評判の伊藤将も「ゴールドでスゴく格好いい。一からスタートするので、また優勝できるように」と美的テンションが上がった。

 前回1985年の日本一の翌86年にはなく、今回が初の試み。16年にワールドシリーズを108年ぶり制覇したカブスが翌17年に金色ユニホームを製作し、地区連覇した例を参考にした。袖部分の虎や刺しゅうを全て金糸でデザインし、タテジマもキラキラ光る。球団は「王者としての威厳を表現した」と説明した。

 22年に日本一になったオリックスも昨季の本拠地開幕6連戦で金色の「V」の刺しゅうを胸に加えた特別ユニホームを着用。栄冠を勝ち取ったチームだけに許される“金のよろい”と言っていい。

 昨年3月に侍ジャパンで初出場したWBCの金メダルを獲得した中野はもちろん大好きな色。「手袋に金を入れていた時期もあった。なかなか着られるチャンスはない。気を引き締めてプレーしたい。スタートダッシュを切る、切らないで雰囲気は全然違う。いい流れで進んでいけたら」とうなずいた。

 開幕投手の目標を公言する伊藤将にとって開幕2カード目のDeNA3連戦で登板が巡ってくることは少し微妙。「投げる機会があれば…」と苦笑いしつつ、ゴールドつながりでゴールデングラブ賞への思いを強くした。「守備は自分を助ける。けん制やフィールディングは横浜高でたくさん練習した。今年は獲りたい。あの金色のグラブ、欲しい」。過去に阪神投手の受賞は19年の西勇だけ。昨季はDeNA・東の次点だけに手にしたい勲章の一つだ。

 2リーグ制では初のリーグ連覇、そして、2年連続日本一の大目標へ。金色の猛虎が開幕ダッシュを決める。(畑野 理之)

 《ウル虎は甲子園の芝色 ファミリーデーは水色》
 ○…阪神は他にも今季着用する限定ユニホームを既に発表している。恒例の「ウル虎の夏」(7月19~21日の広島3連戦、同26~28日の中日3連戦)では甲子園100周年を記念して天然芝をイメージした緑色を基調とし、「100」と「∞(無限)」を掛け合わせた黄色のデザインを各所にあしらった。今季で3年目の「Family with Tigers Supported by Joshin」(5月6日の広島戦、6月9日の西武戦、8月9~11日の広島戦、9月1日の広島戦)では空と海の水色を基調とし、胸文字は手作り感のあるステンシル風にデザインした家族をイメージ。

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