中央学院にOB大谷拓海 二刀流で18年春夏甲子園導く 昨季でセガサミー勇退

[ 2024年1月28日 18:07 ]

中央学院を訪れたOBの大谷さん(左) (撮影・柳内 遼平)
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 第96回選抜高校野球大会(3月18日開幕・甲子園)に18年以来6年ぶり2度目の出場を決めた中央学院(千葉)に「レジェンドOB」が訪れた。昨季限りで社会人野球のセガサミーを勇退したOBの大谷拓海外野手(23)は中央学院時代は二刀流として活躍し、18年春夏の甲子園出場に導いた。社会人野球のセガサミーを昨季限りで勇退していた。

 中央学院ナインの目がキラキラと輝いた。後輩たちに囲まれた大谷さんは笑顔で選手たちに激励の言葉を送った。

 「まずは選抜出場おめでとうございます。凄くうれしいと思うんですけど、その気持ちを勝ちたいという気持ちに変えていけば1勝といわず優勝できると思います。僕たちの代よりも上手い選手がいっぱいいる。甲子園では緊張すると思うけど自分の経験としてはそれを楽しむことが大事。校歌が聞きたいので頑張ってください」

 中央学院時代に2度の甲子園出場を果たした大谷さんは卒業後、社会人野球のセガサミーで主に外野手としてプレーし、昨季限りで勇退した。「いろいろ楽しい思いをさせてもらた。社会人に入ってからは苦しんだところもあるんですけど、野球人生を最後まで楽しく終われたと思います」と現役生活に悔いはない。

 2月から同社の営業職として福岡で社業に励む予定。「高校野球とは違った野球を経験させてもらった。社会人として成長させてもらって僕の中で凄くいい期間になった」と感謝する。同校での指導については「たまに教えにくるコーチみたいな感じになると思います。福岡に行ってしまうので年1回くらいしか来られないんですけど、選手が聞きたいことがあれば答えてあげたい」と語った。

 甲子園を知る男が後輩たちに「金言」を授け、新天地に旅立つ。(柳内 遼平)

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