青学大の新入生入寮 花巻東・北條慎治と智弁和歌山・青山達史は同部屋でプロ入り誓う

[ 2024年1月28日 19:34 ]

入寮式に参加した青学大の新入部員(撮影・村井 樹)
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 東都大学野球リーグ1部の青学大は28日、新入生の入寮式を行った。昨夏の甲子園でベスト8入りした花巻東(岩手)の最速145キロ右腕・北條慎治投手(3年)と、智弁和歌山で下級生から主軸を担った青山達史外野手(3年)は同部屋となり「4年後はプロへ行きたい」とともに同じ目標を掲げた。

 昨夏は4番でエースとして甲子園8強入りに導いた北條。大学では投手一本で勝負することを明かし「150キロを出すことが目標」と大学での誓いを立てた。

 入寮に合わせて「恥ずかしいんですが…」と大人気アニメ「葬送のフリーレン」の漫画を持ち込んだことも照れながら明かした。高校時代はなかなか読むことのできなかった漫画でリフレッシュしながら、1年春からの活躍を見据える。

 昨秋のドラフトで東都リーグからは高校時代の先輩で中大の西舘勇陽投手(4年)ら7投手が1位指名を受けた。「西舘さんの活躍は刺激になった。自分も4年後は同じように」と、先輩も技術を磨いた戦国東都でさらなる進化を思い描いた。

 強豪・智弁和歌山で2度の甲子園出場を誇る青山は高校時代に一時は内野も挑戦したが「外野で勝負します」と宣言。木製バットに慣れるため、引退後は打撃練習に力を入れ「だいぶ慣れてきたと思います」と笑顔を浮かべた。

 ただ、入寮に際しては大事な“相棒”を忘たことも明かした。高校時代から睡眠時は枕元に大きな「クマのプーさん」のぬいぐるみを置いていた。しかし、うっかり忘れてしまったと言い「これから送ってもらいます」と照れ笑いを浮かべた。

 高校時代の1学年先輩の渡部海捕手(1年)は昨春からレギュラー捕手として活躍しチームの春秋リーグ連覇などに貢献。高校時代もその凄さを間近で見てきたからこそ「渡部さんの練習量は凄かったので1年生から活躍するだろうと思っていたけど本当に凄くて驚いた。自分も1年生から活躍したい」と先輩との共闘を楽しみにした。(村井 樹)

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