阪神・湯浅、週末の2軍戦で復帰登板へ シート打撃で打者6人から4奪三振、最速150キロ「まずまず」

[ 2023年9月28日 15:00 ]

シート打撃に登板した阪神・湯浅(撮影・成瀬 徹)
Photo By スポニチ

 左脇腹の筋挫傷で離脱中の阪神・湯浅が、鳴尾浜球場で行われた2軍残留練習で故障後初のシート打撃に登板した。植田、高寺、遠藤ら打者6人と対戦。4三振を奪うなど安打性ゼロに抑え、球団のトラックマンで最速150キロを計測した。

 「しっかりボールも指にかかって、状態も問題なく、感覚よく投げられた。まずまずだったんじゃないですか」

 7月30日のウエスタン・広島戦で発症して以来、初の実戦形式で躍動感あふれる投球を披露。直球主体で24球を投げ込み、フォークも4球、縦方向へのスライダーも4球投じた。最後の打者の戸井には、追い込んでから「最後は真っすぐで終わりたかったから」と首を振ってストレート勝負。空振り三振に仕留めた最後の一球が、球団のトラックマンで150キロを計測した。

 「患部が問題なく投げられることが一番だったので。今のところは問題ないんで、そこはよかった」

 見守った和田2軍監督は報道陣に対し、開口一番「順調!」と口に。翌日の状態に問題がなければ、今月30日か来月1日のウエスタン・広島戦で登板させる方針を明かした。この日クイックモーションでの投球も織り交ぜるなど、右腕も実戦モードに。「出力的にもやっぱりブルペンよりシート、シートより試合と上がっていくと思う。試合の中で出力とか、バッターの反応とかを見ながら、マウンド上で色々感じながら投げたい」と実戦マウンドを見据えた。(阪井 日向)

続きを表示

「始球式」特集記事

「落合博満」特集記事

2023年9月28日のニュース