阪神・中野「持っているな、という感じ」 WBCに続く優勝 ウイニングボールを含む9回3アウト処理

[ 2023年9月14日 22:50 ]

セ・リーグ   阪神4ー3巨人 ( 2023年9月14日    甲子園 )

<神・巨>ウイニングボールをキャッチし、万歳する阪神・中野(左は近本)(撮影・須田 麻祐子)
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 阪神・中野拓夢内野手(27)へ、野球の神様からの粋なプレゼントだった。1点差の9回2死三塁。巨人・北村の力ないフライは二塁へ上がる。ウイニングボールをキャッチしたのは、走攻守で1年間フル回転した中野だ。センターの前付近まで下がって、丁寧に、丁寧にキャッチ。それを合図に、歓喜の儀式は始まった。

 「絶対ウイニングボールのこと聞くでしょ」から始まったインタビュー。9回先頭の岡本和の二飛に始まり、1死二塁からの梶谷の抜けそうな打球を好捕した二ゴロ、そしてラストシーンと3つのアウトを全部、処理した。

 「先頭打者のフライを捕った時点で、(ウイニングボールは)違う人にいくだろうな、と自分の中では勝手に思っていたので、
まさか9回全部自分のアウトですし、そういうところは持っているな、という感じ」

 WBCの優勝で始まった2023年シーズン。遊撃から二塁へコンバートされ、打順は2番に固定されたターニングポイントの1年は、ここまで最高の結果を残している。

 「まずはCSファイナル、最後また(ウイニングボール)捕れるように…」と振られると、「全部の最後、自分が取れるように、頑張りたいなと思います。めっちゃ言わされた~」と明るく締めた。

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