18年ぶりVの阪神・岡田監督「まさか9月にこんなに強くなるとは。勝ち過ぎましたね」11連勝で決着

[ 2023年9月14日 21:01 ]

セ・リーグ   阪神4-3巨人 ( 2023年9月14日    甲子園 )

<神・巨>甲子園の宙に舞う岡田監督(撮影・大森 寛明)
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 阪神が14日、18年ぶり6度目となる悲願のリーグ優勝を達成した。球団最速優勝日だった03年の9月15日を1日更新する歴史的スピード決着。前回18年前と同じ巨人を相手に、甲子園で歓喜の輪を作った。セ・リーグでは2番目に長かった優勝ブランクを埋め、岡田彰布監督が見事に虎を蘇らせた。

 阪神はこれで、11連勝。2桁連勝でVを迎えたのは、58年西鉄(13連勝)以来65年ぶり2度目で、セでは初となる。また、2リーグ制以降ではパの前期優勝を除けば、90年巨人の9月8日、16年広島の9月10日に続く3番目の速さになる。

 優勝決定の瞬間、岡田監督はベンチで平田ヘッドコーチら首脳陣と握手を交わした。その後、背中を押されるように、マウンド付近の歓喜の輪に歩み寄ると、選手らの手で6度、宙を舞った。

 試合後、岡田監督は優勝インタビューで 「いや、あの~明日から広島に行くので、何とかきょう甲子園で、たくさんのファンの前で絶対にきょう決めようと、みんながそういう気持ちで来たので、うれしく思います」と話し、拍手に包まれた。

 また、11連勝で決めた、とインタビュアーにふられると、「えっと、勝負は9月とずっと言い続けてきましたけど、まさか9月にこんなに強くなるとは思ってなかったので、ちょっと勝ち過ぎましたね」と笑い、甲子園のスタンドからも拍手が起こった。

 その後、投手陣の話になると「当然先発もそうですが、ブルペン陣が、みんながすごいんですよ。みんなが力あるんで。まだJFKまでは行かないですけどね」と岡田監督らしく話しつつ、打線については「みんなが適材適所というか、みんなが仕事をした」と称えた。

 また、優勝を「アレ」と表現する独特のワードについては「まさか、ここまですごい、人気じゃないけど、みんなに浸透するとは思わなかったので、一応、きょうで“アレ”は封印して、みんなで優勝をね、分かち合いたいと思います」と笑顔で話して、甲子園を再び沸かせた。

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