阪神・前川にはロマンが詰まっている 「フルスイング」磨いた一番大事にしている原点とは

[ 2023年6月7日 07:00 ]

交流戦   阪神1-4楽天 ( 2023年6月6日    楽天モバイル )

<阪神ドラフト指名あいさつ>力強くバットを構える、4位指名の前川右京(撮影・椎名航)
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 【記者フリートーク】阪神・前川の代名詞でもある「フルスイング」は、何万、何百万と繰り返した「素振り」から生まれたという。科学を駆使した現代的なトレーニングが普及している昨今、打者の原点とも言える練習を一番大事にしている。

 「球を打つのも大事ですけど、振ることで体が疲れてから形が見えてくることがある」

 智弁学園入学が決まった中学3年生の夏。その時から一段と力を入れるようになった。夕食を終えると、納得がいかなければ2~3時間は当たり前。高校時代には朝から300スイングこなしてから練習へ向かい、帰宅してからの合計スイングは1000ではくだらなくなっていた。

 プロ入り後も同様。疲労が蓄積し、休みの日でも「振らないと寝られない」が口癖。歴戦の大打者たちがそろって口にする素振りの重要性――。振って、振って、振りまくる前川にはロマンが詰まっている。(阪神担当・石崎 祥平)

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