打撃不振の広島・デビッドソンに快音 「打撃コーチが寝ずに彼の動画をチェック」新井監督が称える

[ 2023年4月20日 22:57 ]

セ・リーグ   広島7-5阪神 ( 2023年4月20日    甲子園 )

8回無死、デビッドソンは左翼線二塁打を放つ(撮影・大森 寛明)
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 広島が20日の阪神戦に7-5で勝利し、連敗を2でストップ。阪神3連戦の3連敗を阻止した。

 初回から両軍に点が入る忙しい展開。2点差を追う4回には、16年目のベテラン・松山が、1死満塁から中堅フェンス直撃となる走者一掃の3点適時二塁打を放ち、流れを引き込んだ。それでも9回に詰め寄られると、新井監督が直々にマウンドに向かい、栗林を激励するなど、熱のこもった一戦を制した。

 指揮官の喜びは“もう一つ”あった。打撃不振で前日には打率・130まで下降したデビッドソンだ。この日は4回(左前打)と8回(左翼二塁打)に快音を響かせ、浮上のきっかけとなる一戦となった。同監督は「打撃コーチが寝ずに彼の動画をチェックして、きょうの練習前にアドバイスして特打ちしていたので、打撃コーチのナイスアドバイスだと思います」と、陰ながら支えたコーチ陣を称賛した。

 かつて所属した阪神、甲子園での1勝ともなり、喜びを見せた指揮官だったが、「選手からは3連敗だけは絶対にしないという気迫が伝わってきたし、一つの勝ちですけど、きょうの勝ちはチームを成長させると思います」と、特に内容を喜んでいた。

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