ヤクルト中村悠平「初回からずっと素振りしていた成果」 4時間後…今季初のサヨナラ呼ぶ中前打

[ 2023年4月20日 22:20 ]

セ・リーグ   ヤクルト3ー2中日 ( 2023年4月20日    神宮 )

<ヤ・中>サヨナラ打を放ち村上(左)と抱き合う中村(撮影・島崎忠彦)
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 ヤクルトは20日、本拠の神宮球場で中日と対戦し、延長11回の末、今季初のサヨナラ勝ちを収めた。この日、首位の阪神が広島に敗れたため、首位タイに浮上した。

 2―2の同点で迎えた11回だった。先頭の長岡が中前打で出塁すると、途中出場の並木が投前へ送りバントを決めて1死二塁。そして途中出場の中村が、中日7番手の山本の球をとらえ、中前に運んだ。試合時間4時間超えの熱戦にケリをつけた。

 中村は「打席入ったときにファンのみなさんの声援がものすごくあって僕が本当勇気づけられて、最後1本を打たせてくれた。僕自身もスタメンじゃなかったんですけど、初回からベンチ裏でずっと素振りしてたんで、その成果が出て良かったかなと思います」と笑った。

 先発の石川が5回2失点と粘り、6回から、木沢、星、清水、田口、大西とつないで勝ち越し点を許さず耐えたことが11回の劇打につながった。10回から2回を無失点に抑え、今季初勝利となった大西も「最後はムーさんが打ってくれると思って、(12回の)キャッチボールをしていました」と笑いを誘った。

 首位タイ浮上。中村は「一人一人が一生懸命やって、みんなでつないで、打線もつないで、中継ぎもつないで、目の前の1勝というのを拾えている。(21日から)今シーズン初めてのジャイアンツ戦なので。カード頭、高橋奎二が投げるんで、前回ふがいないピッチングだったので、叱咤激励のほど、よろしくお願いします」と締めくくった。

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