ソフトB・オスナ ラーメン断ちの新守護神候補 28歳の誓い「3月31日を完璧な体の状態で」

[ 2023年2月8日 05:00 ]

28歳の誕生日を報道陣から祝福され笑顔を見せるオスナ(撮影・岡田 丈靖)
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 ソフトバンクは宮崎キャンプ第2クール初日の7日、雨天の影響もあり室内練習中心となった。ロッテから移籍した新加入のロベルト・オスナ投手は28歳のバースデー。祝福された新守護神候補はマイペース調整を許され、ブルペン入りはまだまだ先の予定だが、大好きなラーメンを控えて体調管理は心配無用だ。3月31日のロッテとの開幕戦で万全の状態で臨むことを約束し、鷹での日本一に自信を見せた。

 押すな、せかすな、慌てさせるな。バースデーで鷹初ブルペンを期待されたが、またお預け。28歳になったオスナは、自信ありげに言い放った。

 「まず最初に言えるのは(開幕戦の)3月31日を完全、完璧な体の状態で迎えることを約束します。自分のプランを持ってますし、(3月)31日まで続ける」

 第2クール初日の時点でA組投手のうち、まだブルペン入りしていないのは、オスナと2日に一時帰国したガンケル。新守護神候補はキャンプ初日から参加も、マイペースを継続中だ。開幕戦でスイッチを入れることが最重要で、ブルペン投球自体を気にすらしていない。「予定は16~18日(が初ブルペン)だが投球に大事なのは闘志、アドレナリン。何回ブルペンでやる、打者に何回投げるかは問題じゃない。球場でファンを見た瞬間のスイッチ。そこがいちばん大事」と力説した。

 祝福メッセージは昨季まで在籍したロッテの仲間からも届いた。開幕は古巣戦だ。ただ容赦はしない。

 「自分が9回を締めることでチームからお金をもらっている。ロッテへのリスペクトはあるが、そこはビジネスなんで。自分の仕事をするだけ」。最終回での業務遂行に徹する。

 藤本監督も「全然、心配ない。どこか悪いわけやないし、本人に任せて9回を任せる。心配なし、ということで」と調整は一任。宮崎入り後の右腕は、開幕に向けて食事の節制にも着手した。

 来日後、ロッテ時代から大好きだったラーメンを控えている。「あんまり食べないように。ラーメンは太っちゃう。デスパ(イネ)みたいになっちゃうので」。昨季まで在籍した大砲の名を挙げてメキシカンジョークをさく裂させた。ラーメンではなく、母国メキシコでも飲んでいたヤクルトにシフトチェンジしている。

 そのヤクルトは、セ・リーグ連覇中で21年の日本一チーム。飲み込む存在かを問われると即答した。「もう、問題ないです。関係ないです。今年は僕らより強いところはない」。みなぎる自信のもと、オスナは開幕から飛ばしてくれる。(井上 満夫)

 ◇ロベルト・オスナ 1995年2月7日生まれ、メキシコ出身の28歳。15年にブルージェイズでメジャーデビュー。18年途中でアストロズへ移籍。昨季途中からロッテに入り、29試合に登板し4勝1敗10セーブ9ホールド、防御率0・91。メジャー通算では314試合、14勝18敗155セーブ10ホールド、防御率2・74。1メートル88、104キロ。右投げ右打ち。

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2023年2月8日のニュース