「剛君をよろしくね!」“ご近所さん”の縁で「川口のヒーロー」を応援

[ 2023年2月8日 07:30 ]

日本ハム・松本剛
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 やっと、「ご近所さん」に会うことができた。埼玉県川口市在住の記者は、今年から日本ハム担当になり、どうしても話をしたい相手がいた。昨季首位打者の松本剛外野手(29)だ。松本は同市出身ということもあり、近隣の方からは沖縄・名護キャンプに出発する前には「剛君をよろしくね!」と送り出されていた。

 春季キャンプ第1クールの練習後、疲れている中で「申し訳ないな…」と思いながらも、あいさつを兼ねて同市内にある商業施設の話題や、近隣の方が活躍を楽しみにしていることを伝えると「いや、それはうれしいですね」と笑顔を見せてくれた。

 昨季はキャリアハイの117試合に出場し、打率・347で初の首位打者に輝いた。1日の紅白戦でも2安打を放ち、さすがの打撃を見せたが、初日でいきなり実戦だったこともあり「とにかくヒットを打ちたいと思って打席に立っていましたし、その中でも1打席目にヒットが出たことは本当にほっとしています」と胸をなで下ろしていた姿が印象的だった。

 新庄監督も、松本が安打を放った際に塁上で手を叩いて喜んでいた姿に「去年、首位打者を獲った松本君が紅白戦でヒットを打って(拍手をする姿が)めちゃくちゃうれしかった。それくらい必死で野球に取り組んでくれている」と評価していた。

 今年は選手会長となり、さらに打線では主軸に座ることも期待される。担当記者として松本の活躍を伝えるだけでなく、近隣の方とともに「川口のヒーロー」を応援していこうと思う。(記者コラム・田中 健人)

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2023年2月8日のニュース