先発挑戦のソフトB・藤井キレキレ投球　藤本監督「3150（最高！）。僕のイチ推し」

ブルペンで気迫のこもった投球をする藤井（撮影・岡田　丈靖）
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　指揮官が、うなった。ソフトバンクの藤井皓哉投手（26）が第2クール初日の7日、宮崎キャンプ3度目のブルペン入り。前回の4日よりもさらに直球、変化球の切れがアップ。ブルペン後方で見守った藤本監督は、愛弟子・柳田の本塁打パフォーマンスのように、興奮気味に「3150（最高！）。僕のイチ推しなんでね」とご機嫌だった。

　広島を一度戦力外になった後、独立リーグを経て昨季、育成契約で入団。開幕前に支配下を勝ち取ると、すぐに中継ぎで勝ちパターンに定着した。今季は渡米した千賀（メッツ）の穴を埋める存在として、先発に挑む。

　藤本監督は制球力と千賀並みのフォークと150キロ後半の直球を高評価。先発候補をあげる際も「いちばん見たいのは藤井。独立リーグで先発はやっているし大丈夫」と付け加えてきている。

　藤井は今オフ、ベテラン左腕、和田に弟子入り。先発としてのノウハウを改めて学んだ。ここまでのアピールは順調だ。「状態的に、まあまあになってきましたね。一球一球のボールの精度を上げていくだけです」。周囲の熱と期待は上がるが、クールかつ冷静に開幕ローテーションの座をつかみにいく。