DeNA・三浦監督馬に乗ってVパレード宣言　98年以来の「1着」でジョッキーになる

12年、自身が馬主のリーゼントブルースと顔を寄せ合い、写真撮影をするDeNA・三浦監督
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　DeNAの三浦監督が25日の49歳誕生日を前に、来季の目標に「乗馬で優勝パレード参加」を掲げた。

　「49かあ。40代最後の年は、楽しかったと思えるようにしたい。来年は優勝してパレードしたら、僕は馬に乗ります！」

　指揮官の馬好きは、球界では有名な話。現在馬主としてJRAで活躍する競走馬のほか、乗馬可能な馬も所有している。乗馬経験は少なく「下手くそ」と言うが「でも、優勝したらやります。以上です」と決意は固い。

　チームは98年以来日本一がなく、現在の12球団で最も優勝から遠のいている。Vへの渇望とともに、「横浜の街をもっと盛り上げたい」との思いが強い。就任2年目の今季は、昨季最下位から2位へ躍進。攻撃陣では佐野、牧ら若き主軸が台頭したのに加え、クローザーの山崎が復活するなど25年ぶりの頂点を狙える手応えはある。

　自身は98年にローテーションの一角を担って自己最多タイの12勝。38年ぶりの日本一に貢献し、横浜市内でファン約40万人が集結したパレードに参加した。「ファンの方がうれしがる顔を見ると“いいよなあ”と思う。そのチームの監督だと思うと幸せになる」。愛馬とともに横浜の街を闊歩（かっぽ）して、ファンと喜びを分かち合うイメージはできている。

　クリスマスに加え、今年は有馬記念も開催されるバースデーを前に立てた誓い。「一度の人生。いい年の取り方をしたい」。40代で迎える最後のシーズンに、どでかい夢を結実させる。（大木　穂高）

　▽馬が公道を走るには　道路交通法2条1項11号には「軽車両は、自転車、荷車その他人もしくは動物の力により、または他の車両にけん引され、かつ、レールによらないで運転する車（そりおよび牛馬を含む）。身体障がい者用の車椅子および歩行補助車等以外のもの」とあり、馬や馬車は自転車と同じ軽車両の扱い。道路交通法を守れば、乗馬しての一般道走行は可能。運転免許も必要ない。