阪神・板山 プロ入り時に金本監督が言っていた“基本”で新フォーム固め「どういう感覚になるか楽しみ」

[ 2022年12月25日 05:15 ]

フォーム固めに励む阪神・板山

 来季8年目での覚醒を期す阪神・板山が、素振りのみで新フォーム固めに励んでいることを明かした。

 「やっぱり基本は素振りだと思うし、僕がプロに入ったときも金本監督がずっと(基本は素振りと)言っていた。1月になってボールを打ち始めて、どういう感覚になるかは自分でも楽しみ」

 秋季キャンプから取り組む新打法。岡田監督の「一番楽なところで構えたら、一番早く楽にバットが出る」という教えを守り、これまでは寝かせていたバットを立てるようにした。単打狙いだった従来の広角打法から、意識も一変。「強く引っ張る中で逆方向に打ち抜く」ことを念頭に置いた。直近の1カ月は全くボールを打つことなく、約1時間の素振りを毎日敢行。フォーム固めにコツコツと取り組んできた。

 年明けには広島・秋山らとの合同自主トレを予定しており、秋山に習熟度を確認してもらうつもりでいる。

 「監督に教わったことと、自分の感覚を合わせたやつを伝えてみる。“どう思いますか?”と聞いてみようと思います」

 今季の1軍出場はわずか14試合。もがき苦しんできたが、秋季キャンプでは指揮官から「左(打ち)やったら一番ええんちゃうか」と評価された。千載一遇のチャンス。「1年間1軍にいないとプロ野球選手じゃないと思う。春のキャンプインからアピールできるように」と息巻いた。(阪井 日向)

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2022年12月25日のニュース