コレアの右足腓骨に黄信号 “ボクシング・デー”12月26日決着も微妙に

[ 2022年12月25日 12:05 ]

カルロス・コレア
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 メッツと12年総額3億1500万ドルで合意したカルロス・コレア(28)だが、ジャイアンツに続いて、メッツも検査の結果メディカルスタッフが黄信号を出し、成立まで時間がかかる見通しとなった。24日(日本時間25日)複数の米メディアが報じた。

 コレアとの契約はスティーブ・コーエンオーナーにとってメッツファンへの最高のクリスマスプレゼントとなるはずだったが、12月26日のボクシング・デー(箱に入ったクリスマスプレゼントを贈る日)でも決着がつかないかもしれない。問題は2014年、コレアが19歳の時に、マイナーの試合で三塁打を打ち、スライディングで骨折した右足腓骨(ひこつ)。関節鏡手術を受けた。メジャー8年間でそれが理由で負傷者リストに入ったことは一度もないが、9月20日の試合の後、本人がスポーツ専門サイト「ジ・アスレチック」の記者にその箇所についての心配を口にしていた。接触プレーの後、しばらく動けなくなったのだ。「プレートに当たって痺れていた。だから痺れが収まるまで待った。ちょっと怖かったけど、動けたので大丈夫だと」。腓骨骨折がひどく再びずれる可能性が高い場合はプレートやボルトで固定する手術を行う。コレアの手術はプレートを使っていた。ジャイアンツが黄信号を出し、他の医師の意見も聞きたい、契約のやり直しをなどと求めた時は、ボラス代理人はメッツの存在があったから、申し出を断った。しかし今回はそんなチームはないし、2球団が黄信号を出した選手に、他球団から再び3億ドル契約を引き出すのはいくら凄腕代理人でも難しい。そこで双方妥協点を探ろうと積極的に話し合っている。

 契約年数を減らすか、金額を減らすか、右足腓骨の問題で長期離脱した場合は、一部のお金については保障しないという項目を入れるのか。契約を決めるときは「オリーブ3つ」で即決できたが、こうなってしまうとボラス代理人とコーエンオーナーの間で揉めるかもしれない。MLB公式サイトはボクシング・デー決着は微妙で、もっとかかるかもと予測している。

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2022年12月25日のニュース