オリックス宮城大弥 日本シリーズで3冠王・村上宗隆に2球スローカーブを投げた理由

[ 2022年12月18日 21:27 ]

オリックス・宮城大弥
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 オリックスの宮城大弥投手(21)が18日、お笑いコンビ「とんねるず」の石橋貴明(61)がパーソナリティーを務めるTBSラジオ「Paravi presents 石橋貴明のGATE7」(日曜後8・00)にゲスト出演。レギュラーシーズンで日本選手歴代最多となる56本塁打を放ち、史上最年少でセ・リーグ3冠王に輝いたヤクルト・村上宗隆内野手(22)との日本シリーズを振り返った。

 「日本一戦士に聞く!」とのテーマで今回ゲストに招かれた宮城。レギュラーシーズンでは11勝を挙げて2年連続2桁勝利を達成し、チームの連覇に貢献。2年連続同じ顔合わせとなったヤクルトとの日本シリーズでは10月25日の第3戦(京セラD)で0―0のまま迎えた5回に山田哲人から先制&決勝の1号3ランを浴びて6回途中3失点で敗戦投手となったものの、プロ初の中4日で先発した同30日の第7戦(神宮)では5回零封の好投で勝利投手となり、チームはこの日に26年ぶり日本一に輝いた。

 第3戦の悔しさを抱えたまま迎えた第7戦。「リベンジしたい」「やり返したい」という思いを強く抱きながら、絶対的エース山本由伸が負傷したということもあって「メチャメチャ緊張」しての登板となった。だが、その緊張感が逆に幸い。周囲がそろって「投げにくい」と話している神宮マウンドの投げづらさを感じる余裕もないままの投球となったという。

 そして、全打席が注目された村上との対戦について石橋から「ふわっとしたスローカーブを2球ぐらい立て続けに投げた時あったよね?あれはタイミングも含めスローカーブで崩してやろうって思ってたの?」と聞かれると「タイミングもそうですし、目線をちょっと上に上げたいっていう気持ちも」と告白した。これには石橋も「ああ…。やっぱ上がっちゃうんですね、カーブの軌道って。ちょっと上がるカーブ投げれる人ってなかなかいないんですけど、宮城投手、90キロ台ぐらいのスローカーブだもんね」と感心。結局、今シリーズでの宮城VS村上は5打数1安打1三振という結果で、2学年下の宮城に軍配が上がった。

 村上は10月22日の第1戦(神宮)で平野佳からいきなり1号ソロを放っており、第3戦先発投手の宮城は「凄いなって思いながら。これ、2戦目、3戦目打たれたらちょっと、調子が上がってきたら本当に手がつけられないと思いながら見てたので。何とか村上さんを抑えたら流れがくるかもしれないと思いながらやっていました」と話していた。

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