DeNA・嶺井 ソフトバンク入り決断 FA移籍21日にも正式発表 4年3億円超

[ 2022年11月18日 02:00 ]

DeNA・嶺井
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 国内フリーエージェント(FA)権を行使したDeNA・嶺井博希捕手(31)が、ソフトバンク入りを決断したことが17日、分かった。この日、DeNA側に断りを入れた。週明けの21日にも移籍が正式発表される。

 12日にソフトバンクから契約年数4年で出来高も含めて総額3億円超の好条件を提示された。宣言時に「決断に後悔のないようにしたいと思う」と話していた嶺井。この日までDeNAと交渉を重ね、熟考していた。

 プロ9年目の今季は自己最多93試合に出場。巧みな配球と正確なブロッキングで投手陣を引っ張り、チーム防御率は21年の4・15から、3・48と大きく改善。前年最下位からの2位躍進に貢献した。

 ソフトバンクの今季の先発捕手は、甲斐が125試合に出場した以外は、海野が11試合、渡辺が7試合のみで「甲斐頼み」が露呈した。沖縄県出身の嶺井にとって、沖縄尚学、亜大とバッテリーを組んだ先輩の東浜や、又吉、嘉弥真ら同郷出身者が多いのも大きい。

 嶺井だけでなく、日本ハムからFA宣言した近藤の獲得にも動いている。11日に都内で交渉し6年総額30億円超の大型契約を提示。藤本監督は「近藤君はうちやろー!」と獲得に自信を示すなど、FAでのダブル獲りを目指しており、嶺井獲得で大きく前進した。

 ◇嶺井 博希(みねい・ひろき)1991年(平3)6月4日生まれ、沖縄県出身の31歳。沖縄尚学で選抜V、亜大を経て13年ドラフト3位でDeNAに入団。9年目の今季は捕手としてチーム最多、キャリアハイの93試合に出場した。通算472試合、打率.219、20本塁打、126打点。1メートル75、85キロ。右投げ右打ち。

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2022年11月18日のニュース