巨人4位指名の創価大・門脇が仮契約 二人三脚で歩んだ父へ「車を買ってあげたい」 

[ 2022年11月18日 18:07 ]

東京ドームを背にポーズを決める創価大・門脇
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 二人三脚で歩んできた父に感謝のプレゼントだ。巨人からドラフト4位で指名を受けた門脇誠内野手(21=創価大)が18日、東京都内のホテルで入団交渉に臨み、契約金5000万円、年俸840万円で仮契約。創価高時代には仕事を辞め、奈良から東京に引っ越してサポートしてくれていた寿光さん(50)に「車を買ってあげたい」と目を輝かせた。

 大学1年春から4年間、全試合フルイニング出場を続けた自身と同じく車も「鉄人」だった。父が乗っている軽自動車は「小学2年生頃くらいからずっと乗っている」といい、走行距離は29万キロ。「“いらねえよ”と言われましたけど、そろそろ壊れるよと。父は小さい車が好きなので似たような車になると思う」と笑顔を見せた。

 「小さい頃から父がいなければ野球もやっていないくらい、自分にやりやすい環境をつくってくれた」と言う。父は野球未経験も勉強し向き合ってくれた。「凄く考えて練習メニューを組んでくれていた。目隠しスイングであったり、竹の棒でテニスボールを打ったり。ちょっと変わった練習が多いんですけど、独特な練習で、今につながっている」。支えてくれたからこそ今がある。

 試合に出続けることにこだわりを持つ。奈良県出身。テレビをつければ阪神戦だった。1492連続試合フルイニング出場の世界記録を持つ金本や、遊撃としてプロ野球歴代最長の667試合フルイニング出場の鳥谷を見て育ち「毎日テレビをつければ出ている選手だったので、こうなりたいなと思っていた」と憧れる。主砲・岡本和も同郷の先輩。「奈良県民三遊間とか組みたい」と野望も抱く。

 「1軍で全試合出場を何年も続けるというのが最大の恩返しになる」と門脇。プレゼントした車で、何度も何度も球場に通ってもらうつもりだ。

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2022年11月18日のニュース