中日 今季開幕メンバーから8人が“消える”異例の事態 本気度伝わる球団&立浪監督の血の入れ替え改革

[ 2022年11月18日 12:50 ]

中日の京田(左)とDeNAの砂田
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 中日・京田陽太内野手(28)とDeNA・砂田毅樹投手(27)の1対1の交換トレードが18日、両球団から発表された。

 京田は16年ドラフト2位で日大から中日に入団。1年目から堅実な守備を武器に遊撃のレギュラーを獲得するなど活躍して新人王を獲得。その後はチームの中心選手に成長し、不動の遊撃手として貢献した。20年からは選手会長も務め、今季も開幕からスタメンに名を連ねたが、打撃不振が続き、43試合出場で打率・172、3本塁打、8打点と入団以来ワーストの成績に終わり、加藤球団代表は「うちにいるよりも、他球団で心機一転、頑張ってくれた方が成績を残せるのではないか、という判断です」などと説明した。

 立浪監督は今季の総括で「これからいろいろ変えていかないといけないし、変わっていかないといけない」と宣言していたが、その通り、大幅な血の入れ替えが進んでいる。本塁打、打点数でチーム2番目だった阿部の放出に続き、またも大きな動きとなった。

 ちなみに、今季開幕戦だった3月25日の巨人戦のメンバーから見ると、スタメンでは福留、阿部、京田と3人が退団。ベンチ入りメンバーでも4人が戦力外通告を受け、また外野手登録だった根尾はシーズン中に投手に転向。8人が“消える”という大幅な血の入れ替えが進んでおり、立浪監督や球団の本気度がうかがえる。

★3月25日巨人戦
【スタメン】
1(中)大島
2(右)岡林
3(左)福留→現役引退
4(一)ビシエド
5(捕)木下
6(二)阿部→楽天にトレード
7(三)石川昂
8(遊)京田→DeNAにトレード
9(投)大野雄

【ベンチ入りメンバー】
<投手>
田島
岩崎→戦力外通告後に育成契約

ロドリゲス

清水
山本
R・マルティネス
<捕手>
山下→戦力外通告
桂→戦力外通告
<内野手>
高松
石垣
溝脇
<外野手>
鵜飼
平田→戦力外通告
根尾→投手に転向
加藤

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