エンゼルス・大谷に11球団熱視線 移籍期限間近でトレード報道過熱
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エンゼルス・大谷翔平投手(28)は28日(日本時間29日午前10時38分開始)、1918年のベーブ・ルース以来となる「2桁勝利&2桁本塁打」を懸けて本拠でのレンジャーズ戦に先発する。日米野球ファンの注目を一身に集めるマウンドとなるが、どこよりも熱い視線を送る球団が11チーム。大谷のトレード報道が過熱している中で、「Monthly Shohei」7月編ではエ軍を除く29球団の担当記者に今後の“二刀流獲得の可能性”を直撃した。(大リーグ取材班)
【レッドソックス 年俸総額減少なら】DHのマルティネスが今オフにFA。遊撃手ボガーツも今オフにオプトアウト(契約破棄)する可能性があり、年俸総額が減少すれば、タイミング的にもばっちりで獲得に強い興味を抱いている。日本選手が在籍した歴史もあり、17年オフにも獲得を目指した。起用法は現在と同じくDH&先発投手の一角として。大谷は本拠地フェンウェイ・パークに好意的な言葉も残している。契約年数予想は難しいが、予想年俸は3500万~4000万ドル(約48億~約54億円)。投打どちらかで貢献できるという意味ではリスクが低い選手という考え方もできる。(「ボストン・グローブ紙」ピーター・エイブラハム氏)
【ヤンキース 右翼を守る必要も】スタントン、コールと大型契約を結んでいて、ジャッジとの契約延長が待ち受ける。この交渉がこじれた場合に、どう動くか。ジャッジとヤンキースは互いを必要としており「残留」が予想されるが、移籍という事態になった場合、打力を穴埋めせねばならず、金銭的にも余裕が生まれる。二刀流であることを考慮すれば、大谷の次の契約は総額4億ドル(約544億円)規模だろう。ただ、今のようにDHを占有することはきっとできず、時には右翼を守る必要が出てくる。17年オフにエンゼルスを選んだ大谷の次なる選択肢は興味深い。(「バーゲン・レコード紙」ピート・カルデラ氏)
【マリナーズ 100%フィットする】ジェリー・ディポトGMは17年オフ、大谷の獲得に一生懸命で、がっかりしていたのを覚えている。今、チャンスがあるなら全力を尽くすのは間違いない。大谷はマリナーズなら100%フィットする。まずポストシーズンを狙える位置にいる。さらに外野の層が厚いので守る必要はなく、投手とDHで続けていける。トレードの際には交換要員として、若手有望株がマイナーにたくさんいる。チームの年俸総額は1億ドル(約136億円)以下で、財布にも余裕がある。FA後の契約規模の予想は、あえて言えば7年総額3億ドル(約408億円)ほどか。(「シアトル・タイムズ紙」ラリー・ストーン氏)
【メッツ 先発投手陣再建柱】大リーグで最も資金力があるスティーブ・コーエン・オーナーの存在は大きい。例えば今オフ、エンゼルスにレンドンの残り契約(4年総額1億5000万ドル=約204億円)を引き受けてもいいから、大谷をトレードしないか?という提案もできる。メ軍はデグロムが今オフ、オプトアウト(契約破棄)の意向を示し、シャーザーも23年オフにFAになる権利を持ち、先発投手を再構築する必要がある。大谷獲得に尽力した元エ軍GMのビリー・エプラーGMの存在も大きい。大谷のような選手がニューヨークでプレーするインパクトは計り知れない。(「ジ・アスレチック」アンディ・マッカロー氏)
【ジャイアンツ 求むビッグスター】バリー・ボンズが現役引退した後、ビッグスターがいない。球場が満員にならないんだからビッグスターが欲しい。大谷は投打両面で勝利に貢献してくれるし、チケット、グッズなど球団に多くのお金を生んでくれる。ジャイアンツにとって最高の選手になれる。だが、傘下マイナーの有望株選手は潤沢ではなく、交換要員がいない。だからトレードでは考えられないが、資金力はあるのでFAになれば動くかもしれない。起用法は現在と同じ先発投手とDHの兼用ではないだろうか。契約規模は総額4億ドル(約544億円)を超えても驚かない。(「ジ・アスレチック」アンドルー・バガーリー氏)
【ドジャース DH占有可能性低】高校時代から獲得に熱心で、17年オフにも全力で獲りにいった。トレード、FAどちらでも、チャンスならば積極的に動く。今季地区優勝のためだけなら戦力は足りるが、世界一を目指すなら別。可能な限り最高のチームを求める。先発陣は層が厚く、中4日にこだわっていない。エンゼルスと同じような間隔で先発させられる。一方でDHを占有できる可能性は低く、時に外野に就く可能性がある。チームは毎年ポストシーズンに出られるチャンスがあり、常に世界一を目指す。シーズンMVPとサイ・ヤング賞の両獲りを狙える機会も用意できる。(「オレンジカウンティー・レジスター紙」ビル・プランケット)
【ブルージェイズ 大谷&ゲレロで黄金時代も】17年オフは大谷獲得に全力で挑み、最後の7球団に残れなかったことが残念だった。今回もトレード、FA、どちらでも獲得に真剣に取り組むだろう。トレードの場合、優秀な若手有望株がいる。エンゼルスのペリー・ミナシアンGMは元々ブルージェイズで働いていたから、マイナーにどんな選手がいるか詳しい。トレード交渉が進みやすい。FAになっても、親会社に十分な資金力がある。戦力的にもこれから何年も世界一を狙える。野手はゲレロ、ビシェット、カーク、チャプマン、エスピナル、ヘルナンデス、スプリンガーらタレントぞろい。投手もべリオス、ガウスマン、マノアと盤石。ア・リーグ東地区のレベルは高いが、それこそ大谷が望むものだろう。(「スポーツネット」シャイ・デビディ氏)
【ホワイトソックス 同世代に逸材ぞろい】投手はシース、ジオリト、コペック、野手はアンダーソン、モンカダ、ロベルト、ボーンらは大谷と同世代で野球選手として一番いい時期。このメンバーに大谷が加わればア・リーグ中地区を制して、ポストシーズンでも世界一を目指すのは夢ではない。チームの強味はキューバから良い選手を獲得できること。次世代も傘下マイナーに控えている。クラブハウスの雰囲気も良い。野手では20年MVPアブレイユ、投手ではクエトがリーダーシップを発揮している。監督は3度の世界一に輝く名将トニー・ラルーサ。世界一への環境は整っている。(「シカゴ・トリビューン紙」ラモンド・ポープ氏)
【フィリーズ 決断力に富む世界一請負人の球団社長】デーブ・ドンブロウスキー球団社長は、97年にマーリンズのGMとして、18年にレッドソックスの編成最高責任者として、それぞれ世界一に導いた。タイガースのGM時代も2度、ワールドシリーズに出ている。決断力に富み、これまで何度もトレードやFA選手の大型契約をまとめ、球界を驚かせてきた。大谷に関しては17年オフのレッドソックス在籍時も獲得に動き、大好きな選手。フィリーズには既にハーパー、シュワバーらスターがそろうが、同球団社長はスターが大好き。二刀流・大谷の獲得を狙うだろう。ただ、トレード市場で獲得は難しい。投手を中心に傘下マイナーの若手有望株の数が足りない。(「フィラデルフィア・インクワイラー紙」スコット・ラウバー氏)
【ナショナルズ ソトに用意した4億4000万ドルを回せる】チームにはスタンドを満員にしてくれるスター選手が必要。それが大谷であり、チームに資金力はある。先日もソトへの4億5000万ドル(約612億円)のオファーがニュースになったばかり。それを拒否されているから、お金は残っている。15年契約を提示された23歳のソトと同じとまではいかないが、それでも総額4億ドル(544億円)くらいは大谷のために用意できる。ただ、ナショナルズが次に優勝争いができるようになるのは、おそらく3年後くらい。それまで大谷がチームの成長を待てるかどうか。(「USAトゥデー紙」ゲーブ・ラクエス氏)
【カージナルス ワールドシリーズ制覇11回の名門は大谷と勝利の伝統を継承】17年オフも大谷獲得に動いたが、当時はDH制ではなく、最初から不利だった。今回は違う。トレード、FAに関わらず真剣に獲得に動くだろう。近年、トレードでアレナド、ゴールドシュミットを獲得した実績もある。ドラフトと育成が強みで、傘下マイナーに交換要因の若手有望株も多い。FAの場合も、大谷がFAとなる23年オフには、チームの給与総額に余裕ができる見込み。獲得競争に参戦できる。カージナルスはワールドシリーズ優勝回数でヤンキースに次ぐ2位の11回。観客動員数もトップクラスだ。勝つことにこだわり、満員の観客の前でプレーすることを望むなら、その環境を提供できる。大谷がゴールドシュミット、アレナドとともに中軸を打つ打線、ブッシュ・スタジアムで投げる姿を見てみたい。(「セントルイス・ポスト・ディスパッチ紙」デリック・グールド氏)
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