巨人 25日に球団史上最速で自力V消滅も…原監督謝罪「ファンの方に申し訳ない」

[ 2022年6月25日 05:30 ]

セ・リーグ   巨人6ー16ヤクルト ( 2022年6月24日    神宮 )

<ヤ・巨>8回、重苦しい雰囲気の巨人ベンチ(撮影・村上 大輔)
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 頼みのエース・菅野が打ち込まれ、10点差の大敗。5月21日にはゼロだった首位・ヤクルトとのゲーム差は11に広がった。巨人・原監督は「こういうゲームをやっていると、もうファンの方に申し訳ない」と謝罪した。

 初回に中村に3ランを浴びるなど4失点。3回にも中村に一発を許して3点を失った。5回9安打、今季ワーストの7失点の右腕は「初回に4点を取られて相手に流れを渡してしまった」と肩を落とした。9安打中、8本が追い込む前のカウント球をはじき返され、指揮官は「うちのエースですからね。内容が良くないよね。打たれ方、点の取られ方の内容がね」と指摘した。

 6月は7勝11敗。先制された試合は3勝10敗だけに、先発が崩れると苦しい。救援も流れを変えられず、今季ワーストの19被安打で09年5月19日の日本ハム戦以来、13年ぶりの16失点。守りからリズムをつくれなかった。

 3連戦の初戦で先発野手全員安打を許し、続くシューメーカー、戸郷の先発陣だけでなく、中継ぎ投手も2戦目以降の攻め方を見直す必要がある。特に、2打席連発を許した4番・村上には、気持ち良くスイングをさせないための厳しい攻めなどの工夫が必要だ。

 25日の一戦で敗れれば75試合目にして早くも自力優勝の可能性が消える。試合数では80年の66試合目が最速だが、日付では03年の6月27日を上回り、球団史上最速消滅となる危機。最大11あった貯金は2まで減った。これ以上ヤクルトの独走を許せば、セ界の灯(ともしび)は早々に消えてしまう。(川島 毅洋)

 ▼巨人阿部作戦兼ディフェンスチーフコーチ(菅野は次回登板で)中継ぎ陣の負担を減らすためにも、自分がお手本となるような投球をしてもらえたらと思う。

 ▼巨人岡本和(9回にバックスクリーンへ5年連続20号となる2ラン)集中して、しっかりとスイングできました。明日につなげられるようにしたい。

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