交流戦男が帰ってきた!DeNA・浜口 12戦負けなし7連勝、56日ぶり白星に「長かった」

[ 2022年5月27日 05:30 ]

交流戦   DeNA5-1ソフトバンク ( 2022年5月26日    横浜 )

<D・ソ>試合後、タオルを掲げる(左から)関根、浜口、牧(撮影・島崎 忠彦)
Photo By スポニチ

 交流戦男が復活を遂げた。DeNA・浜口が難敵ソフトバンク打線を5回3安打1失点に抑え、カード勝ち越しを決める今季2勝目。「長かった。なかなかその(勝負の)場に立つことができず、ストレスみたいなものがありました。勝てて良かった。それに尽きる」と表情を緩めた。

 初回1死から野村勇に先制の左越えソロを喫し、直球は140キロ前後で7四球も与えた。しかし、武器のチェンジアップが要所で決まる。2―1の5回2死満塁では、松田をフォークで三ゴロに仕留めて拳を握った。巧みに打者をかわす浜口らしい投球。三浦監督からも「初回に先制されたけど、よくその後踏ん張った。浜口らしかった」と称えられた。

 4月7日の阪神戦で今季2度目の先発予定だったが、その日に新型コロナウイルスに感染。その影響で試合も延期となった。「もどかしさしかなかった」と振り返る。ホテルでの隔離生活ではチームから届いたトレーニンググッズで体を動かした。「みんな戦っているのに何で俺は…」。そんな思いを抱えながら、マウンドに備えた。実戦復帰は今月5日の社会人・JFE東日本との練習試合。浜口の登板機会をつくるため、急きょ組んだ試合だった。それほど復帰が待望されていた。

 3月31日の中日戦以来、56日ぶりの白星。交流戦は12戦目で7勝負けなし。交流戦で無傷の7連勝は、史上4人目の記録となった。「記録は知らなかった。でも、うれしいです。まだ投げる試合はある。あまり気にせず、自分の投球をしたい」。巻き返しに向け、左腕が力強く話した。(大木 穂高)

 《史上4人目》浜口(D)が5回1失点で今季2勝目。交流戦は入団1年目の17年から無傷の7連勝となった。交流戦で無傷の7連勝以上は05~06年斉藤和巳(ソ=8連勝)、05~07年藤川球児(神=8連勝)、05~06年小林宏之(ロ=7連勝)に次いで4人目。オール先発では斉藤、小林に次ぎ3人目で左腕では浜口が初めてだ。また、交流戦通算7勝はチームでは三浦大輔の17勝に次ぎ、門倉健と並ぶ2位タイに浮上した。

続きを表示

2022年5月27日のニュース