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また黒歴史…阪神、ヤクルトと12度目対戦で球団ワースト6度目の零敗 初の単独最下位で交流戦突入も決定

[ 2022年5月20日 05:30 ]

セ・リーグ   阪神0-3ヤクルト ( 2022年5月19日    神宮 )

<ヤ・神>3回1死二塁、近本は一ゴロに倒れる(右はカバーに入る小川)(撮影・平嶋 理子) 
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 阪神は19日のヤクルト戦で0―3と今季11度目の零敗を喫し、3連戦を負け越した。前日に4本塁打で8得点を奪った打線が一夜で沈黙。21試合連続3失点以下と踏ん張った投手陣を援護できなかった。今季このカードは12試合で早くも6度目の零敗となり、球団ワースト記録を更新。矢野燿大監督(53)は悔しさをかみしめ、交流戦前の最後の3連戦となるきょう20日からの巨人戦での巻き返しを誓った。

 虎が、またしてもツバメに黙らされた。小川に7回を2安打に抑えられると、9回2死二、三塁の最後のチャンスもモノにできず。今季このカード12試合中、半分の6試合が零敗となり、矢野監督は悔しさを押し殺すように言葉を絞り出した。

 「真っすぐも、小川の場合はしっかりコースに投げられるんで。速さプラス、コース、切れというところがあるから。やっぱり、割合の多い真っすぐをしっかり仕留めるというところは、チームとしてやっていかないとあかんかなと思う」

 またも球団の黒歴史を塗り替えた。過去のヤクルト戦でのシーズン最多零敗は12年などの5度。ヤクルトに逆転優勝を許した昨季でも25試合で2度だ(0―0の引き分けが1試合)。今季25試合の半分に満たない段階での更新は異常事態だ。

 小川には3日の対戦でも完封勝利を許し、計16回連続無得点。大ベテランの石川にも今季計11回で1点も取れず、2勝を献上している。井上ヘッドコーチが「小川にやられているというよりは、中村にやられている気がする」と話したように、百戦錬磨のバッテリーに若虎が手玉に取られている側面もある。

 特に気がかりなのはリードオフマンの近本だ。今季ヤクルト戦はカード別最悪の打率・184で、この日も3打数無安打だった神宮球場に限れば打率・042と完璧に封じ込まれている。これでは、打線にリズムを生むのは難しい。次回対戦は交流戦後の7月8日。入念な対策が必須だ。

 この敗戦で、球団では初めて交流戦を単独最下位で迎えることが決定。最短21日に自力優勝の可能性も消滅。それでも矢野監督は必死で前を向いた。「交流戦前の巨人戦の3つになるんで、いいきっかけをつかんで交流戦を迎えたい。まずは明日(20日)しっかりやっていきたい」。大波に乗れる日が来るのを信じ、全力で戦うしかない。 (山添 晴治)

 ○…阪神は今季11度目の零敗を喫し、早くも昨季の回数に並んだ。ヤクルト戦だけで6度目になるが、同一カードで年間6度の零敗は15年広島戦以来。ヤクルト戦では73、96、97、00、12年の各5度を更新するワースト記録となった。

 ○…阪神は最短であす21日にも自力優勝の可能性が消滅する。阪神がきょうからの巨人戦で2連敗ならヤクルト2連勝または1勝1分け、阪神1敗1分けならヤクルト2連勝で、ヤクルトの最終勝率を上回れなくなる。

 ○…阪神は24日開幕の交流戦を初めて単独最下位で迎えることが確定。これまでは07、11、15年の5位が最低順位だった。

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