えっ7対7!? 日本ハム・新庄監督が積極トレード宣言 移籍市場の活性化が狙い

[ 2022年5月3日 06:00 ]

移籍市場の活性化を目指す日本ハム・新庄監督
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 日本ハムの新庄監督が、トレードの活性化を提言した。今オフには出場機会に恵まれない選手を救済する「現役ドラフト」の導入も検討されている中で、指揮官は「ドラフトというか、トレード。どんどんできたらなと。7対7くらいの。大型すぎるでしょ(笑い)」と、移籍市場活性化の必要性を説いた。

 「選手全員を1回は1軍のグラウンドに立たせる」と公言しているのも、力のある選手を埋もれさせないため。球界全体で移籍を活性化させれば、さらに選手の出場機会は増えると考える。自身も20年に12球団合同トライアウトに参加。監督として参加した昨年のトライアウトでは、巨人を戦力外となった古川侑を獲得した。

 現役時代の01年オフにはメッツからジャイアンツへのトレードを経験。当時メ軍のボビー・バレンタイン監督から「来年の開幕は4番」と伝えられた直後だそうで「あの時はマイナスだった」と苦笑いでオチも付けた。

 昨年11月の就任会見では「プロ野球を変えていく」と宣言。2月の春季キャンプでは、巨人・原監督から「好きなようにしなさい。何かあったら僕がサポートするから」と全面支援を約束された。ビッグボスが球界改革に向け、今後も声を上げていく。(清藤 駿太)

 《15年以降で17件 昨年中田も成立》日本ハムは近年、積極的にトレードを行っており、15年以降だけで17件。昨年も中田の巨人放出など4件を成立させた。2対2の複数トレードも目立ち、平沼、公文と西武の木村、佐藤を交換した昨年のケースなど同期間で5件。トレード相手は巨人の5件が最多だった。獲得選手の中では、杉浦、谷内(ヤ)、宇佐見(巨)、前記の佐藤らが今季も戦力として貢献。一方、エスコバー(D)、高梨、太田(ヤ)、鍵谷(巨)らが移籍先で活躍を見せている。

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2022年5月3日のニュース