日本ハム“木田画伯” 監督初キャンプに不可欠な周囲の協力

[ 2022年2月15日 05:30 ]

木田画伯の球界絵日記
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 日本ハムの木田優夫2軍監督(53)による今回の「木田画伯の球界絵日記」は、新米の2軍監督を手助けしてくれるコーチとスタッフについて。多田野数人2軍投手コーチ(41)と星野八千穂2軍マネジャー(41)にはいろんな面で助けられています。試行錯誤の監督初キャンプを乗り切るためにも、周囲の協力は欠かせません。

 春季キャンプも第3クールが終了しました。ファームの監督に就任して初めてのキャンプなので試行錯誤の毎日ですが、コーチやスタッフの皆さんに助けられながら何とかやっています。

 その中で、今年から投手コーチに就任した多田野コーチにも助けられています。多田野コーチとは現役時代に一緒にプレーしていますが、引退後も僕がGM補佐のときプロスカウトとして一緒に働いていました。

 現役時代、普段は温厚な性格なのにマウンドに登ると誰よりも熱くなっていました。最近でも野球の話になると誰よりも熱くなるところは変わっていません。その熱さのまま選手と一緒に練習してほしいと思っていますが、選手には多田野コーチの技術やトレーニングに対する向上心やストイックさと、あのアレックス・ロドリゲス選手(元ヤンキース)に山なりの超スローボールを投げた計算と度胸を学んでほしいと思います。

 ただ、僕も監督1年目、多田野コーチも1年目なので、分からないところがあります。そんな時に強力にサポートしてくれるのが、多田野コーチと同い年の星野マネジャーです。出身は長野県ですが、大学卒業後、社会人野球のJR北海道に入り、ファイターズの北海道移転後初の道内社会人野球出身の選手として入団。引退後も球団スタッフとして働いていて、ファームのマネジャーとして9年目の大ベテランです。

 去年、僕がファーム総合コーチをしている時も本当に助けられましたが、今年はさらに助けてもらうことになると思います。キャンプも残り半分。第4クールにはファームとしての練習試合も入ってきます。コーチ、スタッフと協力して選手がより良い状態で練習、調整ができるように取り組んでいきます。(日本ハム2軍監督)

 ○…多田野コーチと星野マネジャーは同じ80年生まれの41歳。昨年限りで現役を引退した元西武の松坂大輔氏(41=本紙評論家)と同期のいわゆる「松坂世代」だ。同世代で今もNPBで現役を続けるのはソフトバンク・和田だけになったが、長くプロ野球界を沸かせてきた「松坂世代」は指導者として、チームを支えるスタッフとして活躍を続けている。

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