「反撃」の準備を整えるDeNA大田 「いい言葉…自分も個人的に“反撃”したい」

[ 2022年2月15日 09:00 ]

DeNA・大田
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 懐かしい顔と再会した。2月10日。沖縄県宜野湾市で行っているDeNAの1軍キャンプに取材に行くと、新戦力の大田泰示外野手の取材機会に恵まれた。「勝つための野球を求めているんだなと思います。そこにしっかり自分もアジャストできるようにやっていければと思います」。昔から変わらない、力強い前向きなコメントを聞くこともできた。

 この日行われたライブBP(実戦形式の打撃練習)で山崎と三嶋と対戦した。守護神争いを繰り広げる2人の生きた球を打席で体感。「この段階で球を見れて、しっかりバットを振るというところでは良かった」と穏やかに笑った。三嶋からは左中間にライナー性の本塁打。「奇跡的にバットに当たってくれた」と謙遜したが、新天地の首脳陣の前で持ち味を存分に発揮した。

 昨年11月に西川、秋吉とともに日本ハムから来季契約を結ばない意向を伝えられ、複数球団が獲得に興味を示した中でDeNAを選んだ。チームは昨季、6年ぶりの最下位。今季のチームスローガンは「横浜反撃」だ。大田は「反撃はいい言葉。自分も個人的に“反撃”したい。目標は3割30本。できる限りのことをする」と自らの胸中と重ね合わせている。

 コーチ陣を大幅刷新したチームは、キャンプ中に犠打や進塁打の練習に時間を割く。「野球は個人競技でもあるんですけど、チームスポーツ。選手はそのニーズに合わせて対応していく。サインを遂行していく、それが僕たちの仕事」と大田。新たな首脳陣、チームメート、スタッフとともに、大田は「反撃」の準備を整える。(記者コラム・川手 達矢)

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2022年2月15日のニュース