広島ドラ1・黒原、プロの洗礼8被安打「甘いボール見逃してもらえない」 ドラ2森、ドラ5松本は結果残す

[ 2022年2月15日 15:18 ]

<広島沖縄キャンプ>シート打撃に登板した黒原(撮影・坂田 高浩)
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 広島は15日に沖縄2次キャンプ第1クール初日を迎え、新人3投手がそろってシート打撃に初登板した。ドラフト1位・黒原拓未投手(22=関学大)は打者11人に投げて8安打を浴び、“2死”しか取れず、プロの洗礼を浴びた。

 1巡目は打者6人に中前打(宇草)、左中間二塁打(中村健)、右前打(小園)、中前打(堂林)、左前打(林)、四球(正隨)、2巡目は左飛(上本)、中前打(野間)、左前打(中村奨)、右中間三塁打(韮沢)、三ゴロ(末包)の内容だった。

 いきなり2者連続で初球直球を痛打されるなど、8安打のうち6本は最初のスイングで捉えられ、「真っすぐでいこうという感じだったけど、ファウルにならず、押し込めてなかった。甘いボールをプロは見逃してもらえない。自分の投げている力感と打者もタイミング取りやすかったかな」と振り返った。

 降板後は室内でネットスローで復習。佐々岡監督からは直々に助言を得た。「打たれてる時はずっと同じような間合いだった。タイミング取りやすかったところもあると思う。もっといろいろ変える工夫をしていければ…と。いろいろ学ぶことばかりだと思う。もっと失敗を重ねて成長していければ」と前を向いた。

 くしくも背番号24の先人、大野豊氏もプロ初登板は打者8人に対して5安打(2四球)を浴びるなど1死しか取れず1年目は防御率・135・00で終了。屈辱をバネに148勝138セーブの大投手になった。大先輩に続けるか、今後の巻き返しに注目だ。
 ドラフト2位・森(三菱重工West)は打者8人に1安打1四球、同5位・松本(Honda鈴鹿)は打者7人全員を抑え、1三振を奪った。

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2022年2月15日のニュース