DeNA・牧 2年目飛躍の“5カ条ノルマ” 打点など全てでレベルUP、ジンクス吹き飛ばす活躍誓う

[ 2022年1月21日 05:30 ]

大和(後方)との合同自主トレ、キックボクシングで動きを確認する牧(左)
Photo By 代表撮影

 2年目の飛躍へ公約決めました。DeNA・牧秀悟内野手(23)が20日、鹿児島県鹿屋市内で大和内野手(34)と行っている自主トレを公開。今季の「5カ条のノルマ」を掲げた。プロ1年目の昨年は打率・314、22本塁打をマークするなど新人特別賞を受賞。進化を止めない新星が、2年目のジンクスを吹き飛ばす活躍を誓った。

 明るく弾んだ声が牧の充実ぶりを示していた。「今年は自分の練習ができている。いい体の張りがある」。プロ2年目の今季へ、自身への期待感が漂っていた。

 新人合同自主トレでプロ生活のスタートを切ってから1年。今年は大先輩である大和の故郷・鹿児島で自主トレに励んでいる。「一年間の準備を教わりたい」と直談判し弟子入り。温暖な地で今季に向けた「5カ条のノルマ」を宣言した。

(1)二塁でフル出場
(2)打率3割
(3)100打点
(4)無失策
(5)3盗塁

 昨季は137試合に出場し、打率・314、22本塁打、71打点、2盗塁で失策は8。「打率3割も続けたい。大幅キャリアハイはなくても数字は塗り替えたい」と全ての項目でのレベルアップを目指す。一番のこだわりは昨年末に打点王も口にした打点。「打点が増えないと勝てない。リアルに100打点は行きたい」とした。

 ノルマ達成のための大前提がフル出場。二塁でのフル出場実現には、信頼を得るための無失策を目標とする。二遊間を組む大和からは基礎練習の重要さを教わり「自分も大和さんのように長くプロ野球に携わりたい」。フットワーク向上のための体の動きを確認する、キックボクシングトレにも励んでいる。

 視界には2年連続「3割&20本超え」も捉える。昨年は長嶋(巨人)石毛(西武)清原(同)以来4人目の「新人打率3割、20本塁打」を達成。新人から2年連続となれば59年の長嶋(巨人)のみで「ミスター」以来の偉業にも期待は膨らむ。

 同学年のライバル、阪神・佐藤輝は今季目標の一つに「お立ち台10回」を掲げた。「なら、自分もお立ち台10回、もしくは11回」と番外編の公約も追加。「不安はあるけど楽しみもある。日本一を目指す勢いでいく」。ノルマ達成の先には、最下位からの24年ぶりの日本一も、ある。(大木 穂高)

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2022年1月21日のニュース