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【阪神新コーチに聞く・藤井康雄1、2軍巡回打撃コーチ(下)】「選手の100を出してあげたい」

[ 2021年11月29日 05:30 ]

阪神・藤井康1、2軍巡回打撃コーチ(撮影・坂田 高浩)
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 ――指導するうえでのテーマ。

 「選手が迷わないこと。それを一番求められていると思う。選手が納得して自分のバッティングを向上させていくこと。あっちいったり、こっちいったり。ちょっと打てなくなったから、あれもやってみよう、これもやってみようとはならないように。信じてやっていけば、またいい状態に戻ってくるし、またいいものが出てくると。基本的には、その選手が持っている100があれば、100を出せるようにしないと。それがイチローのようにとんでもない100の力が出る人間もいれば、ファームで終わってしまう人もいる。スーパースターになる選手もいれば、1軍のベンチまで。1軍に上がれない選手もいるかもしれない。選手一人一人にある100を出してあげたい気持ちでやっていく」

 ――若手では高卒2年目を終えた井上、ドラフト4位の前川とスラッガータイプも多い。
 「基本は2軍のバッティングコーチなので、そういう選手を見るのが楽しみでしようがない」

 ――将来の中軸候補である2人をどう伸ばしていく?
 「新人で入ってくる前川であれば、それだけいいものを持ってプロに入ってきているわけだから、いい部分を消さないようにする。(一方で)プロに入って2年目、3年目で何か悩んでいる選手は何かが違っていると思うので、そのあたりを修正していく。4スタンス理論は一つの方法」

 ――若い選手への伝え方。
 「4スタンス理論は性格も出る。アプローチの仕方において、この子にはかいつまんで一つ一つ話していかないといけないとか、この子にはポイントだけ言っておけば、ほったらかしにしておいてもいい。(また)しっかりついてあげて、一から十まで教えてあげないといけないタイプもいる」

 ――来春キャンプではマンツーマンで指導していくこともある。
 「ピックアップしていったり、もう一つこう、できていない選手がいれば一緒にやっていこうかなと思っている」

 ――シーズン中は1、2軍を巡回する。1軍の選手で気づいたことがあれば連絡することも。
 「(矢野)監督との話の中であるとは思うけど。ただ、プロ野球の中では相手があること。自分の状態が良くてもヒットにならないこともある。勝負の世界なんで大変だと思うけれど。練習の中でいい状態をつくれるようにと思ってやっていきたい」

 ――2軍で頑張っている選手を1軍に推薦することも。
 「そういう選手がいれば“おもしろいよ”と推薦はできますよね。今の時代、1年目から1軍で活躍する子がいっぱいいるわけだから、いいものは使っていってあげればいい」
 =終わり=

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