オリ杉本 CS復帰照準の後輩・吉田正と日本一 最強3、4番青学大コンビ「帰ってきたらもっと強くなる」

[ 2021年10月29日 05:30 ]

リーグ制覇から一夜明け、並んでストレッチする(左から)山本、宮城、杉本、K-鈴木(撮影・後藤 大輝)
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 25年ぶりのリーグ優勝から一夜明けた。京セラドーム大阪での全体練習で汗を流したオリックス・杉本は、青学大の後輩・吉田正との共闘で日本一に輝くことを誓った。

 「正尚が帰ってきてくれると信じて、あいつが帰ってきたらもっと強くなる」

 吉田正は今月2日のソフトバンク戦で右尺骨を骨折し、戦線離脱中。ただ、前夜の優勝会見で「11月10日にCSが決まったので、そこに立てるように頑張る」と、CSファイナルSでの復帰に照準を合わせている。

 その吉田正と杉本は3、4番として打線の軸に座り、2人でチーム本塁打の約4割を占める53発。計り知れない相乗効果を誇っていただけに、吉田正を欠くと、杉本へのマークが厳しくなるのは当然だ。だから「後輩なので治ってなくても出ろよ、という感じ」と冗談も織り交ぜつつ、1日も早い復帰を願う。

 レギュラーシーズン最終戦となった25日楽天戦の9回に右前打を放ち、打率・301を記録した杉本。「最後なので開き直って後悔のないよう打席に入った」と執念で初の3割打者となった。6年目で覚醒し、3割30本を達成も「CSも変わらずに自分らしくやっていこうと思います」と平常心を念頭に置く。青学大出身の3、4番コンビ復活なら、「日本の覇者」がグッと近づいてくる。

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