ヤクルト6年ぶりV決定後初試合は黒星 エース小川、今季初リリーフも4失点 広島・九里は最多勝確定

[ 2021年10月29日 21:18 ]

セ・リーグ   ヤクルト1―4広島 ( 2021年10月29日    マツダ )

<広・ヤ>4回無死、小園(右)にソロ本塁打を打たれた小川 (撮影・奥 調)
Photo By スポニチ

 ヤクルトは1―4で広島に敗れ、3連勝ならず。26日に6年ぶり8度目の優勝を決めて以来初となった試合をものにすることはできなかった。

 優勝が決定した26日のDeNA戦(横浜)に続いてスタメンに入ったのは塩見と村上だけで、大幅にメンバーを入れ替えて臨んだ一戦。打線は2回に宮本の左犠飛で先制し、先発右腕・奥川は3回2安打無失点と好投した。

 だが、1―0で迎えた4回に2番手として今季初のリリーフ登板となった小川が最初に打席へ迎えた小園に同点弾を被弾。菊池涼に適時二塁打されて勝ち越しを許すと、6回にも小園、西川の連打に味方の失策も絡むなどして2点を失った。小川はこの回、林からチェンジアップで空振り三振を奪って通算1000奪三振を達成したが、今季6敗目(9勝)を喫している。

 広島は九里が中4日で先発。初回の1死満塁を無失点で抑えると、2回の1死満塁も1失点にとどめ、99球と球数の多い苦しい投球ながらも5回を5安打5四死球1失点と粘投。リーグトップの青柳(阪神)に並ぶ今季13勝目(9敗)を挙げて初の個人タイトルとなる最多勝を確定させた。

 また、ヤクルトの村上は5打席に立ったが、4打数無安打1四球で本塁打、打点ともになく39本塁打、112打点のまま。ライバルの岡本和(巨人)はすでに39本塁打、113打点で全日程を終了しており、タイトルの行方は11月1日の今季リーグ最終戦・ヤクルト―広島戦(神宮)に持ち越しとなった。

続きを表示

この記事のフォト

2021年10月29日のニュース