中日・山井「忘れられない1日」07年日本シリーズ“完全リレー”の思い出胸に 現役引退会見

[ 2021年10月8日 05:30 ]

セ・リーグ   中日2ー5広島 ( 2021年10月7日    バンテリンD )

会見後、サプライズで(右から)祖父江、田島、大野雄からプレゼントを受け取る山井(撮影・椎名 航)
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 今季限りで現役を引退する中日の山井大介投手(43)が7日、バンテリンドームナゴヤで記者会見し、2007年の日本シリーズ第5戦で先発して8回まで走者を許さない快投を見せ、日本一を決めた一戦について「ファンと一緒にあの一瞬を味わえた。素晴らしい、忘れられない1日だった」とすがすがしい表情で言葉を紡いだ。

 現役最年長投手だった山井は9月末、球団から戦力外通告を受けた。翌日の2軍戦で登板したが「エンジンがかかってこなかった」と実感し、引退を決断。9月30日に発表された。

 現在のチームには「強かったドラゴンズのように熱くなってほしい」と若手にエールを送り、今後は未定と前置きした上で「機会があればユニホームを着て、若い選手と一緒に汗を流したい気持ちもある」と指導者になる希望も口にした。13日のヤクルト戦ではセレモニーが予定されている。

 ◇山井 大介(やまい・だいすけ)1978年(昭53)5月10日生まれ、大阪府出身の43歳。神戸弘陵、奈良産大、河合楽器を経て、01年ドラフト6巡目で中日入り。14年に13勝で最多勝と勝率第1位の2冠。翌15年、初の開幕投手。18年5月22日のDeNA戦で史上9人目の40代完封。1メートル79、86キロ。右投げ右打ち。

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