満塁で見事な火消し!田口が爆笑お立ち台 リリーフ陣は「僕のおかげで、いい雰囲気を保っています!」

[ 2021年10月8日 21:34 ]

セ・リーグ   ヤクルト4―1阪神 ( 2021年10月8日    神宮 )

<ヤ・神21>7回2死満塁 糸井を空振り三振に打ち取り、雄叫びを上げる田口(撮影・久冨木 修)      
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 ヤクルトの左腕・田口麗斗投手(26)が7回の2死満塁ピンチで2番手としてマウンドに上がり、代打・糸井を5球で空振り三振に仕留める好リリーフ。チームに優勝マジック11を初点灯させる7連勝に大きく貢献した。

 先発した高卒2年目右腕・奥川が6回まで2安打1失点と好投して迎えた7回だった。4―1で迎えたこの回、2安打を許すと、2死一、三塁から自身8試合ぶりとなる四球を島田にストレートで与えて満塁。このピンチに2番手とした登板した田口は代打・糸井を空振り三振に仕留めると、田口はマウンドで雄叫びをあげ、ベンチの奥川は拳を握りしめてガッツポーズを作った。

 試合後、9勝目を挙げた奥川に続いてお立ち台に上がった田口は「正直、ふわふわしてました」と登板時を振り返ってスタンドの笑いを誘いつつ「三振(という結果)は別として、ヤス(奥川)がここまで作り上げたものを壊したくなかったので何とかアウトを取るという気持ちで投げた結果が最高の形になりました」と振り返った。

 このピンチを切り抜けると、8回は清水、9回はマクガフと“勝利の方程式”を無失点で完成させて勝利。「本当に中継ぎのチーム全員で戦う姿勢は常に整っているので、ここ最近ずっとピッチャー陣も頑張ってますし、頑張っている中で野手陣がたくさん点を取ってくれるので本当に助かっています」と感謝した。

 インタビュアーから現在のリリーフ陣の雰囲気について聞かれると「僕のおかげで、いい雰囲気を保っています!」とムードメーカーらしく元気に発してスタンドは大爆笑。開幕直前の3月に広岡との交換トレードで巨人から移籍し、自身は巨人時代からの“ひとり3連覇”もかかっているが、ヤクルトでも優勝してくれますか?と聞かれると「やりましょう!」と高らかに宣言していた。

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