巨人4連敗…勝負の9、10月で8勝18敗6分けの大失速 M11点灯ヤクルトに9.5差

[ 2021年10月8日 21:35 ]

セ・リーグ   巨人2―6広島 ( 2021年10月8日    マツダ )

ベンチから試合を見守る(左から)阿部作戦コーチ、相川コーチ、原監督、元木ヘッド (撮影・森沢 裕)
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 巨人は広島(マツダ)に2―6で敗れ4連敗。初回に松原が先頭弾を放ちチーム22イニングぶりとなる得点で先制。2回にも中島、ウィーラーのベテランコンビで2点目を奪い幸先いい序盤に見えたが先発・山口が踏ん張れない。2点をもらった2回裏に2失点すると、5回には3安打を浴び2失点。7月7日の中日戦(東京D)以来93日ぶりとなる今季3勝目を狙った右腕は4回1/3を94球6失点で今季8敗目。打線も坂本、岡本和の3・4番が2安打するなど8安打を放つも得点に結びつかず2回までの2点のみ。シーズン終盤に何度も見た光景に敵地マツダの巨人ファンもため息をつくしかなかった。

 この日の敗戦で10月現時点で2勝4敗1分け。月間最下位に沈んだ9月(6勝14敗5分け)を合わせると勝負の9、10月で8勝18敗6分けの借金10。神宮で2位阪神を返り討ちにし優勝マジック「11」を初点灯させたヤクルトとのゲーム差は9.5にまで広がった。

 ≪巨人歴代4位タイ≫ 松原が初回に広島先発の大瀬良の初球を捉える12号。この本塁打で連続試合安打を「23」にまで伸ばした。07年小笠原道大、16年阿部慎之助に並ぶ歴代4位。なお、球団記録は1976年張本勲の30試合。また松原は今季4本目となる初回先頭打者弾。球団では11年坂本以来10年ぶりとなる一発。また、シーズン12本塁打はソフトバンクの甲斐を抜いて育成出身選手として最多本塁打記録となった。

 ▼松原「打ったのはカットです。積極的に攻撃的にいけたと思います。まだまだ頑張ります!」

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2021年10月8日のニュース