ドラフト候補の京産大・北山亘基が今季初勝利 ドラフト前最後のアピール投

[ 2021年10月8日 12:49 ]

関西六大学野球秋季リーグ戦 第6節第1日   京産大3―1大経大 ( 2021年10月8日    南港中央 )

<京産大・大経大> 完投勝利を飾った京産大・北山の投球(撮影・平嶋 理子)
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 今秋ドラフト候補で最速153キロ右腕の京産大・北山亘基(4年=京都成章)が11日のドラフト会議までラストとなる先発登板。115球を投げ7安打無四球で1失点完投し今季初勝利を挙げ、最終アピールに成功した。

 「4年間、取り組んできたものは出せたと思います。今まで(今季)勝っていなかったので、そこを見せられたのは良かった」

 初回1死から三塁打を浴び、続く打者の三ゴロの間に先制を許したが、2、3回を3者凡退に仕留めるとリズムに乗った。最速は148キロにとどまったが、左打者への外角のチェンジアップが有効に決まり2点目以降は許さず「チームを勝たせられたことが良かった。個人としては“就活の一環”というか、アピールの場になった」とうなずいた。

 高校時代は指名漏れで涙をのんだが、大学4年間で投球だけでなく、コンディショニングなどを能動的に学び、関西の大学を代表する投手に成長した。「しっかり4年間、積み上げてきた自信はある。結果が良くても悪くても、何の後悔もありません」。運命の10・11を自然体で待つ。

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2021年10月8日のニュース